今月の初めに飼っている4匹の避妊手術を順番に行っていきました。
自分も何度も開腹手術を受けてきたし、タイ人は殺生や生き物を苦しめることを嫌うからか、避妊手術には、かみさんが、なかなかOKを出しませんでした。
もともと、この4匹のネコたちは、息子が連れてきたネコたちで、息子は猫かわいがりだけで、トイレとか予防注射とか、なんの世話もしないので、仕方なく、親が世話をし始めてきたわけです。
飼えば可愛いのが当然ですし、子供の頃から家にはネコがいっぱいいたし、動物は、爬虫類と両生類以外はだいたい好きですし、今までかわいがってきていますが、やはり、万が一外に逃げ出して、妊娠して帰ってきた時を考えると、たった4匹でも振り回されているのに、4匹が8匹、16匹と増える悪夢を考えると、やはり避妊手術は、飼い主の義務ではないかと思うわけです。
日本でもタイでも、猫が増えすぎてのトラブルは多いです。子猫の時は可愛いですが、すぐに発情するし、ものすごい勢いで数は増えて、もう飼い主もお手上げになります。
そういったニュースがあるごとに、もしも、うちのネコたちが妊娠をしたら、飼いきれないとか、もらい手もないだろうとか、捨てるわけにもいかないから、我々も、もっと大変になるだろうなとか、いろいろと説明してきました。
そして、4匹の手術をしたわけですが、順調に快復した3匹に対して、最後に手術を受けたミミだけが、普段から行動的というか、攻撃的で、自分のお腹にあるプラスターを歯で噛みついて剥がしてしまい、傷あとを舐めるから、なかなか傷あとの化膿が治りませんでした。
かわいそうでしたが、エリザベスカラーをつけて、化膿止めや痛み止めの薬を飲ませ続けて、やっと、腫れも引いて、傷あともきれいになってきました。
他の3匹が1週間でほとんどきれいになったのに、ミミだけが、2週間以上かかっています。
それで、最初に手術を受けたクロが、食欲旺盛でちょっと体重が増えてきています。
このTanitaの体重計が便利で、猫を抱いて体重計に乗ったあと、猫を放して、自分だけで体重計に乗ると、猫の体重が表示されます。
現在クロの体重は3.5キロです。
クロは、手術前、ほぼ毎日のように、トイレ以外で排便や排尿をしていましたが、手術後は、2階だけ失敗をしただけで、あとは、きちんとトイレでしています。
これは手術をしてよかったことの一つです。
そして、今まで、他のネコの上位にいたミミが、傷の治りが悪かったためか、首にエリザベスカラーをつけている時期が長かったためなのか、序列に変化があるようで、他のネコたちを威嚇しなくなっています。
そして、チャチャー以外の3匹が、なんか、以前にも増して、スキンシップをしてくるようになっていて、特に、ミミが、うるさいくらい、つきまとってきます。まるでストーカーで、みゃあみゃあうるさいです。
でも、4匹とも元気になって、本当によかったです。