「アウトデラックス」に出たドラマーで女優のシシド・カフカが、賞味期限について、気にしないといった発言をしていました。
彼女は、親の仕事の関係でメキシコで生まれ、アルゼンチンで中学生時代を過ごしたようです。
海外で暮らすと、日本とは違う価値観を持つこともありますし、日本の食材が宝物なので、なかなか捨てられないわけです。
今でこそ、世界中で、日本の食材が手に入りやすくなってきていますが、以前は、本当に手に入らなかったのです。
リー&ペリンズのウスターソースとトマトケチャップでとんかつソースや焼きそばに挑戦したり、カレーパウダーと小麦粉をバターで炒めて、カレーを作ったり、太めのパスタを柔らかく茹でてうどん風にしたり、まあ、いろいろと工夫していました。
キッコーマンが手に入らず、中国の醤油を試したりもしました。意外と味が違います。
ヨーロッパでも大都市だと、チャイナタウンが昔からあって、中国の食材は手に入りました。
日本に帰国したときに、日本の食材を買い込んできて、冷蔵庫にしまいますが、賞味期限が切れても、そのまま冷蔵庫にあるモノも少なくありません。
賞味期限が1年切れているとか、2年とか3年とか、時には10年も切れているモノさえあるわけです。
頼りになるのは、臭覚ですね。変な匂いのするモノは、泣く泣く捨てます。
カビや乾燥も要注意ですし、最終的には、カンに頼ります。
冷凍神話というか、冷凍しておけば、2~3年は大丈夫だろうと考えています。ただ、冷凍すると、冷凍焼けとか冷凍での乾燥があるし、変な冷凍臭がつくことも多いです。
人間モルモットという感じで、いろいろなリスクを冒し、賞味期限の切れたものを食べ、時には、下痢をしますが、けっこう、食べられることに驚きますね。
タイの場合には、野菜なんかでも、1ヶ月冷蔵庫の中で、少しも変わらないモノもあれば、冷蔵庫の中でもすぐに腐ってしまうモノもあります。
海鮮類は、腐敗しやすいので、ホルマリン漬けなどをしているといった噂もあったりします。
ちょっと話がずれますが、海老などに鉛の玉を埋め込んで、重さをインチキするのは、タイでは有名です。
賞味期限よりも、有毒物の方が怖いですよね。
缶詰なんかは、賞味期限が切れてからの方が美味しいという人もいますし、意外と大丈夫のようです。
もちろん、メーカーとしては、責任問題もあるので、賞味期限や消費期限を設けているわけですが、最終的には、自己責任で、食べればいいわけです。
なんでもすぐに捨てることは、衛生的ではあるわけですが、地球資源としては、大いなる無駄でもありますね。
人間の身体は、鍛えれば、多少は強くなるように思います。
ビニール袋に入れられ、バンコクの路上で売られているお総菜。