タイには、メチャクチャ金持ちが多くて、高級外車とか、高級時計とか、かなり売れているそうです。
タイ人に限った事でもないのですが、一般的に、成金は、その富を見せびらかしたいわけで、一目で金持ちだとわかる高級外車とか高級時計とか大好きなわけです。
散歩コースにけっこう大きな自動車修理工場があるのですが、いつも、かなりの高級車が修理を待っています。それも、タイの仮ナンバー新車の証の赤ナンバーが多いです。
ようするに、高級外車を買った人が、嬉しくて、スピードを出しすぎるなどして事故っているらしい。
新車を買ったときに、事故をしてはいけないと安全運転をする人と、新車なんだから、性能を体感したいとか、見せびらかしたいとかで、無茶な運転をする人とに分かれるようです。
HONDAと組んでF1で活躍しているレッドブルの創業者の一族のお坊ちゃまは、高級外車で警察官をはねて死亡させ、その後、イギリスに逃げています。
タイの某政治家は、日替わりのように、数十万から数百万円もするような高級時計をすることで有名で、その証拠写真を撮られて、それらを買ったお金の出所をはっきりさせよと大問題になったことがありました。
結局、時計は自分のものではなくて、親友からの借り物だとかいったそうです。
前置きが長くなりましたが、最近、タイでは、ビッグバイクが大流行で、以前は、お金持ちしか買えなかったビッグバイクですが、最近では、中産階級でも買えるようになってきているようです。
昔は、日本の解体屋さんにタイ人が出かけて行って、住み込みで、使える車やバイクの部品を自分で解体してコンテナに詰めて、タイ持っていって商売をしていました。
中古車なんかも解体して、部品に番号を書いて、タイで組み立てるといった手法もありました。
ですから、昔のビッグバイクには、そういった中古のバイクも多かったです。
ハーレーは、タイでも昔から人気で、有名なバンドなども、ハーレーに乗っている写真を自慢げに発表していました。
最近は、Ducatiが人気だそうですし、日本の大型バイクも人気です。
で、大型バイクを買って、喜んで飛ばして事故る人たちが激増です。とにかく馬力があるし、スピードは出るし、せっかく買ったので、まわりに見せびらかしたくなるのは当然です。
小型のバイクと違って、小回りが利くわけでもないですし、タイの道路には、飛び出しや運転マナーの悪い車もいますから、事故っちゃうわけです。
昨日のニュースでは、13歳の息子に大型バイクを買い与えて、コースでレースをさせていたそうですが、13歳ですから、たまには公道で走りたいわけで、公道をぶっ飛ばして、リアカーを引くおばちゃんとぶつかって大怪我をさせたそうです。
今日のニュースでは、西洋人がSNSで、タイのおまわりは賄賂を取ったと写真をアップして、問題になっています。
この西洋人は、世界をバイクで回っているそうで、バンコクに来て、高速道路を走っているところを警察官に止められて罰金1000バーツ(約3500円)を取られたそうです。
タイでは、バイクは高速道路を走れませんし、交差点にある地下道や高架道は走れないことが多いです。
違反すると基本的に、免許証を取り上げられて、違反切符を切られ、それを持って警察署に行って罰金を払って、免許証を返してもらいます。
以前は、その場で、現金を払う代わりにオマケして安くしてもらうのがデフォでしたが、最近は写真とか映像とか、音声録音で、SNSで叩かれるから、少なくなっているようです。
交差点とか郊外の高速道路には監視カメラがあって、その写真で、違反を郵送で知らせてくるシステムもあって、その書類を持って罰金を支払うわけですが、もしすっとぼけていると、免許証の更新や車の税金を支払うときに、罰金を取られるそうです。
タイも、いろいろと近代化しているので、日本などからシステムを導入して、点数制も導入されるらしいです。
話を西洋人に戻すと、タイの報道では、彼がタイの規則を知らなかったわけで、もしも本当に賄賂を取られたのなら、その証拠を出すべきだし、証拠がないのに、こんな事をSNSに載せたら、それはタイに対する侮辱だと怒っています。
何事につけ、証拠は大切ですよね。