昔から奴隷貿易とか人身売買というのはあって、大航海時代のスペインとかポルトガルとかイギリスやオランダなどがやっていました。
メチャクチャ低賃金で長時間労働とか重労働をさせたわけで、資本家は儲かります。
過去に犯した罪は1000年謝罪してもなんとやら言っている国もありますが、欧米の過去に犯した罪は、ものすごいわけです。
でも、そんな彼らも、現在は、人権とか平等とか自由とか、美しいことを言っています。
で、考えたのが、人材派遣業ですね。必要な人材を必要としている国に紹介し、派遣するわけです。ManPowerとか言ったりもするようです。
日本だと、日本を正社員と派遣社員との階級社会にした悪玉の1人とも言われる竹中平蔵のパソナでしょうか。
認可をとって合法なのが人材派遣で、個人が勝手にやるのが人身売買といった見方も出来そうです。
で、日本でも東南アジアでも、中東に出稼ぎに行く人たちがいますが、それを斡旋する会社もあります。
大きな会社は、世間体もあるし、問題を起こしたくないから、合法的な派遣会社と取引をしますが、個人業者などは、違法でもいいから安く働く人が欲しいわけです。
日本では、一時日本語学校に通いながら働くという方法を考えた人がいましたし、企業実習というシステムを考えた人もいました。
工場労働者もいれば建設現場で働く人もいます。レストランの厨房やカウンターで働く人もいます。
コンビニで働く人、農業や漁業で働く人もいます。
風俗で働く人もいます。
需要があるから、供給する人が生まれます。
バブルの頃は、タイからも日本の温泉地のスナックなどで働く女性たちがいっぱいいました。
昔は、観光ビザも厳しかったので、業者が、いろいろな手を使って、日本に送り込んでいたそうです。
聞いた話では、団体旅行として一度台湾や韓国に行って、そこから日本に行くなどのようでした。
入国してしまえば、今と同じで、オーバーステイです。
そんな女性たちで有名だったのは、北部タイにあるパヤオで、美人の産地とも言われていました。
そこに行くとニッポン御殿と言われる豪邸が軒を並べていたとか。
日本に行って風俗で働いて豪邸を建てたそうです。
もちろん、成功者の裏には、悲惨な人たちもいるわけで、入国できなかったり、借金を返し終わる前に捕まって強制送還になったり、まあ、人生は運次第です。
当時の話としては、パスポートやビザ取得から旅行費用や日本に付いてからの輸送や仕事先の斡旋をすべて込みで、約200万円の借金を前借りという形で、日本で働いて得た金から返すシステムだそうです。
運のいい人は、数ヶ月で借金も返済、そのあとは、すべて自分のものとなります。
日本だけでなく、世界中には、地下送金というシステムもあって、銀行に行かなくても、どこかに連絡して、そこに現金をもっていくと、指定先のタイの口座に入金されるんだそうです。
今回話題になっているイギリスで見付かった冷凍コンテナに積み込まれた39人の件ですが、今のところ、被害者の国籍はベトナムで、ニセの中国パスポートをもっていたので、最初中国人と報道されたようです。
イギリスのMirrorというオンラインタブロイドが、書いていますが、ベトナムにも外国労働者村があって、豪邸が並んでいるそうです。
その村の人たちに聞いた話として、やっぱり、今でも相場は約200万円ほどらしいです。
昔と変わらない金額に驚きます。
村で働いているかぎり、月収は、1万5千円に満たないそうで、イギリスに渡ってカレー屋さんで働けば、年中無休で一日18時間働けば、月に実家に12万円の送金も可能だとのこと。
そりゃあ、リスクを冒していきますよね。風俗だったら、もっと稼げると思います。
実際には、もっと有利な方向も場所もあるわけですが、そういった村には、一旗揚げて戻ってきた英雄がいるわけで、その人の情報がすべてなわけです。
そして、よく聞く話としては、そういった成功者が、中間業者へと変身していくこともあるそうです。
もちろん、蛇頭などの元締めがいるわけですが、実際に村人と接するのは、同じ国、出来れば同じ村の人がいいわけで、それは、慰安婦の時代から変わっていません。
外国人が近寄ってきて美味しい話をしても信じてもらえないばかりか、村から追い出されて、袋だたきでしょう。
イギリスへのルートはいろいろとあって、マレーシア、トルコ、ギリシャ、チェコ、ルーマニア、ドイツ、フランスなどを経由していくようです。今回は、ベルギーからイギリスでした。
ロシアやウクライナ経由もあるそうです。
情報と知恵があれば、もっと安全で安上がりな方法もあると思うのですが・・・・
いつの時代でも、貧しい人たちや、情報を持たない人は、悲惨ですね。
今の日本でも、テレビや新聞しか見ない人たちは、反日勢力の垂れ流す嘘に騙されています。
危険です、実に危険です。