日本と韓国との関係は、非常に難しい面があって、常に何かしらの問題が起きています。
世界中、お隣同士の国々は基本仲が悪いわけですが、日韓の場合、日本が朝鮮半島を併合していた過去もあるし、日本の経済力が韓国よりも上にあり、韓国が常に日本を手本として発展してきたこともあって、かなり劣等感を持っているようです。
ですから、まあ、言い掛かり的な問題を起こしてきます。
で、今回は、サッカーの話題なんですが、日本と韓国のサッカーといえば、やはり、あの猿まね事件からの旭日旗問題でしょう。
あの一件以来サッカーの試合では旭日旗を使った応援は出来なくなってしまいました。
韓国は、サッカー以外でもスポーツに政治を持ち込んできていますが、日本が、大人の対応で、抗議しないことが多いですし、韓国人の気質が国際社会での発言力に勝っているために、韓国は責められず、日本が責められてきています。
国際社会では、ダメ元とか、大声で強く意見をいった者勝ちといった世界です。
サッカーワールドカップを目指し、アジアの2次予選も始まっていますが、まだ日韓の直接対決はないので、嫌な思いをすることはないわけですが、来月には東アジアの大会もあります。
ところで、今、フィリピンではSEAゲームと言われる東南アジア諸国連合のスポーツ大会が開かれています。
東南アジア諸国も、スポーツには力を入れていて、いろいろな競技で力をつけてきています。
中でもサッカーは、どこの国も大好きな競技で、熱い戦いを行っています。
ワールドカップ2次予選のグループGでは、5チーム中なんとベトナム マレーシ タイ インドネシアのアセアン4カ国が同じグループに入って戦っています。
今のところベトナムが1位で、2次予選通過に一番近いわけですが、マレーシアとタイも諦めてはいません。
このベトナム代表ですが、最近、いろいろな競技で活躍が著しいベトナムのなかでも、活躍がめざましいです。
2014年5月から2016年1月まで日本の三浦俊也さんが監督を務めて、徐々に強くなり、2017年9月から韓国の朴恒緖監督になり、東南アジアで一二を争うチームになってきています。
朴恒緖監督はベトナム代表とU23のオリンピック代表の監督を兼任しています。
そうした中、タイは、徐々にじり貧気味に活躍出来なくなってきていて、なんとかして、以前のような強いチームをと、日本の西野監督を代表とU23の監督として迎えました。
ですから、タイとベトナムとの試合は、ある意味第2の日韓対決でもあるわけです。
ワールドカップアジア2次予選の結果は、2戦2引き分けですが、他の国との試合の結果で、ベトナムが暫定1位でタイは暫定3位となっています。
先日の試合では、試合後、タイのコーチがベトナムの監督を侮辱したといって、朴恒緖監督がタイのコーチに詰め寄って一触即発の事態になりましたが、西野監督などが中に入ってなんとかおさまりました。
韓国は、ベトナム戦争時代に連合国として参戦したときに、民間人を虐殺したり、強姦したりした問題があり、ライダイハンとして、時々話題になりますが、韓国が日本を批判するようにはベトナムは韓国を批判していないようです。
とにかく、日本にはじゃんけんでも負けたくない韓国人だそうで、サッカーの試合も、日本人が率いているタイには負けられないわけです。
フィリピンで行われた、タイとインドネシアの試合は、0-2でタイが負けてしまいました。勝機はいっぱいありましたが決定力が不足していました。
それに対して、ベトナムは、ブルネイに6-0で勝利しています。
タイとインドネシアとの試合をその日フリーだった朴恒緖監督が観客席からしっかり視察していたそうです。
西野監督も朴恒緖監督のような必死さが必要かも知れません。
西野監督のタイは、最近、日本代表のように礼儀正しくて、以前のような荒々しさが失われているような気もします。
SEAゲームのサッカーは、一日おきに試合をする強行軍で、体力勝負といった面もあります。
タイのニュースでは、フィリピンの受け入れ体制が劣悪で、練習場もアレンジされていなかったり、昨日の試合でも、ピッチがびしょびしょでした。
タイは、前回の王者ですから、なんとか優勝してもらいたいところですが、西野監督は、もっと先を見ているような気もします。
日本人ですし、タイで暮らしていますから、タイを応援しています。