タイでは、2020年1月1日から、スーパーやコンビニで、レジ袋をくれなくなっています。
自分で袋を持参するとか、レジ袋ではない袋を購入する必要があります。
中には、インスタ映えを狙ってか、水瓶を抱えていたり、小型の大八車を持ってきたり、まあ、タイ人は、こういった所で、お笑いのセンスを発揮します。
プラスティックゴミの問題は、確かに深刻で、タイでも、打ち上げられたクジラやジュゴンの胃から大量のプラスティックが出てきたり、クロンや川もゴミで大変なことになっています。
ゴミ問題に関しては、以前にも書いています。
プラスティックが劣化して粉々になったマイクロプラスティック問題も、ますます注目されてきています。
レジ袋禁止もいいのですが、我々の生活の中を見てみれば、本当の多くのプラスティックがあるわけです。
車でも家電でもプラスティックなしでは作れないと思います。いろいろなパッケージもそうですし、便利な日用品も多いです。
ある意味、世界を豊かにしてきたのもプラスティックといえなくもないと思いますね。貧しい人の暮らしを向上させたとも言えると思います。
今日からプラスティックをやめましょうとか、減らしましょうというのは簡単でも、実行するのは大変だと思います。
テレビでも冷蔵庫でも洗濯機でも、プラスティックの代わりに天然素材は何がいいのでしょうね。木ですか? 木をいっぱい切ったら、また別の問題が生まれそうです。
扇風機の羽根は、金属でしょうか?
タイでは、蓮の葉やバナナの葉から、食器などを作る装置を作った人がいるそうです。
葉をデンプンから作ったノリをつけて重ねて、それを高温の金型でプレスして作るのだそうです。
コストも安いそうですし、なかなかいいアイディアだと思います。
マイクロプラスティックにならないで、腐って土に還るプラスティックができたら、それがいいかもしれません。
でも、一度便利な生活習慣が身についてしまうと、それを変えていくのは大変だと思います。
今までレジ袋を作ってきた会社は、政府からの助成金とか受けて、別のモノを作っているのかなあと心配になってしまいます。