演劇の世界が好きなんですが、どちらかといえば、裏方が好きです。
といっても、自分でする自信も根性もないです。ただ、興味はあるし、好きなだけです。
テレビドラマでも映画でも劇場演劇でも、主役はもちろん役者さんとか監督でしょうけど、多くの人が裏で一つの作品を作り上げるために頑張っています。
実際の撮影に入るまでにも、いろいろと大変な作業もあるでしょうけど、撮影現場は、ハンパなく重労働でしょうね。
さんまの夢を叶える番組企画で、AUの有名CMの撮影に素人が参加するのもありましたが、撮影現場は、ピリピリした緊張が張り詰めていて、いろいろなざわめきも、撮影が始まれば、私語も雑音もあってはいけないことです。
でも、人間のすることですから、失敗もあるわけで、そこにもドラマはあるわけです。
ドラマでも映画でも、現場で監督を補助するADが、大活躍します。
ドラマ 「エ・キ・ス・ト・ラ!!!」が、なかなかおもしろかった。
このドラマでは、ドラマの裏方で、役名もない、通行人とか、大勢の人たちとか、そういった役を演じるお仕事でエキストラといわれ、役者を目指す人たちが、最初にすることも多いお仕事がテーマです。
1話では、目立ちたがる間宮祥太朗演じるエキストラと現場ADの物語でしたが、AD役の水上京香さんが、素晴らしくて、ファンになってしまいました。
仕事のできる人は、下積み時代から、輝いていることもあります。
劇場のお芝居なんかは、物語の進行順に演じているわけですが、ドラマとか映画は、いろいろな事情によって、最期の場面が最初の撮影だったりもするわけで、全体の流れを把握した中で、それぞれの場面を矛盾なく進行させる必要があります。
見ている人の中には、間違い探しをする人もいるわけで、例えば、髪の毛の長さが変わったとか、日焼けしたとか、太った痩せたとか、背景にあったモノの位置が違ったとか、まあ、いろいろとあります。
ガラスや鏡に、映っては行けない現場の裏が映り込んだとか、最悪です。
それとドラマでも映画でも、現場は照明の熱で、暑いこともあります。冬の屋外は寒いですし、本当に大変なお仕事です。
パワハラとか、ブラックな現場とかが当たり前で、好きでなかったらやっていられないと思います。
一つのドラマや映画も、そういった裏方さんのことを思いながら見ていると、2倍にも3倍にも楽しめます。