多くの人が予想していたように、タイの憲法裁判所が今日、新未来党に解党命令を下しました。
タイの政治資金に関する法律では、政党が個人から、有償・無償で資金を借りることが制限されているそうです。
こういった法律があることはわかっていたわけで、そこをチェックしていなかった方が悪いです。
解党になってから、やっぱりタイの憲法裁判所は民主的ではないとかいったところで後の祭りなわけです。
憲法裁判所がどんな判断を下すのかとか、どんな法律があるのかなどは、わかっていそうなものなのに。
それに、過去にはタクシン自身も、憲法裁判所を買収した疑惑があるしね。
タイに関係している日本人の中には、メディアも個人もタクシン派が好きな人たちが多いけど、そんなに好きなら、問題が起きる前にいろいろとアドバイスしてあげたらよかったのにと思いますね。
もちろん、外国人がタイの政治に口をはさむことはお薦めできませんが、何かあれば、日本人の一部の人たちは、命知らずにも、けっこう現政権や王制を批判するのは大好きなんですから。
本当にタクシンやインラックやタクシン派の人たちのことを見てきた結果、信じて、支持しているのなら、それはそれで素晴らしいと思うけど、おかしなジャーナリストや自称専門家に騙されている人たちもいるような気がします。
新未来党が目指している民主的な政治は、素晴らしいと思うけど、嘘ばかり吐いているタナトーンやピヤブットたちが、貧しい人たちの味方かどうかは、わからないと思うし、きれい事を言っている人たちが権力者になると、意外と、独裁者になる可能性もあると思います。
今までのタナトーンと新未来党に関する裁判でも、タナトーンは、外国記者クラブや人権団体が大好きで、いろいろと記者会見をしてきていますが、その時に話したことが証拠として残ってしまい、彼自身が話したことに嘘があることがバレて自分で自分の首を絞めてきています。
彼は、数字にいい加減で、何度も訂正しています。
ピヤブットも、まず自分が間違っていないが前提で、間違っているのは法律だし、今の体制だという論調で、説明のピントがずれるのが特徴に見えます。
彼らが過去に発言してきた反王制についても、信念があるのなら、貫けばいいと思うのに、追求されると、そんなことはしていないとか、そんな意味ではなかったとか、言い訳して、自分たちの価値を下げてきています。
これから先、タナトーンやピヤブットたちには刑事裁判も待っているし、最悪、懲役刑が下るかもしれないので、そんな気配が出てきたら、タナトーンは米国かイギリスか知らないですが、逃げるかも。
ピヤブットは、フランスに留学していたそうですし、奥さんもフランス人らしいから、フランスに逃げるのかな?
逃げないで服役して、刑期を終えてから、また政治家として頑張るのなら、その時には、応援するかも。
逃げたら、政治家として終わりだと思う。
新未来党に所属する議員たちは、30日以内に新しい所属政党を決め、承認を受ける必要がありますが、すでに受け皿の登記は済んでいるようです。
街頭闘争は、当分厳しいと思います。武漢肺炎が収まらないと、人が集まらないでしょうし。