国家の分断を煽る運動がまたひとつ増えたようです。
韓国の日本製品不買運動が日本人には身近なわけですが、タイで起きている不買運動は、政府寄りだと言われているネーション・マルチメディア・グループに広告を出している企業に対する不買運動だそうです。
タイの抗議活動、企業ボイコットも 政府寄り広告に批判
以前にも書きましたが、有名なテレビ局としてタクシン派を支持するテレビ局がVoiceTVですし、反タクシン派がNationTVです。
お互いに反対勢力を批判していて興味深いので時々見ています。
今の学生を中心とする反政府グループとしては、自分達の支持する政党や指導者や学者などを批判するNationTVが我慢できないようです。
まず最初は、スポンサーと言われるマイナーグループのマイナーフードが批判の標的とされたそうです。
マイナー・インターナショナルの傘下には、ザ・ピザ・カンパニー (The Piza Company)、スウェンセンズ (Swensens)、デイリークウィーン (Daily Queen)、バーガーキング、シズラー、フォーシーズンズ・ホテル、JWマリオット・ホテル、マリオット・リゾート&スパ、アナンタラ・ホテルなどがあります。
他にもどこがスポンサーだから不買だとか言い始めているそうで、ネットには、不買の企業リストが出回ったとか噂されています。
以前の黄色対赤の対立の時にも、どこの企業がどちらを支持しているとかリストがでていた記憶もあります。
こういった運動が起きれば、カウンターの不買運動も起きるかもしれませんし、ただでさえ景気が悪いのに、ほんと、これからどうなってしまうのでしょうね。
今回の反政府運動で疑問に思うのは、大学生や高校生などが騒いでいるのに、彼らの集会に地方の農民たちが参加してこないことです。
やはり、新世代と旧世代の対立だけでなく、高学歴と低学歴との対立もあるのかも。
タイの高学歴の人たちは、かなり低学歴を見下す傾向が見て取れます。
景気が低迷しているし、新型コロナも先が見えないし、騒いでいるときではないと思うのですが、煽る人がいますから、若い純粋な世代は煽られちゃいますね。
ネットは、情報の拡散も速いですし、デマや間違ったこともあっという間に広がりますが、嘘もすぐにばれます。
世界的に、左翼の嘘がばれているように感じますね。自由とか平等とか人権とか民主主義とか、耳障りのいいことを大声で叫ぶことは簡単ですが、いざ、それを実行する段になると、なかなか困難なわけで、理想通りには進まないこともあるわけです。
ダブスタがブーメランとなって襲いかかることもよくあることです。