私:𝟣𝟫𝟨𝟩年𝟣𝟤月𝟤𝟨日にイギリスのBBCで放映されたビートルズのマジカル・ミステリー・ツアーのなかでフール・オン・ザ・ヒルと フライングとブルー・ジェイ・ウェイのロケ地を知りたいのですが、わかりますか?
Grok:
ビートルズのテレビ映画『Magical Mystery Tour』(1967年12月26日BBC初放送)で使われた3曲のシーンの主なロケ地は以下の通りです。The Fool on the Hill(フール・オン・ザ・ヒル)ロケ地:フランス南部のニース(Nice)周辺の丘(南フランスの山中)
ポール・マッカートニーがほぼ単独で、カメラマンのオーブリー・ドゥーワーと一緒に10月31日の夜明け前後に秘密裏(?)に撮影したシーンです。
日の出・夕日の美しい丘の風景で、ポールが一人で踊ったり佇んだりする印象的な映像が有名ですね。
このシーンは映画の中でも特に幻想的で、他のメンバーやクルーと別行動で撮られた特別なパートです。Flying(フライング)ロケ地:実質的には既存のストック映像を使用(新規撮影なし)
1964年の映画『博士の異常な愛情(Dr. Strangelove)』で使われたB-52爆撃機の空中映像(アイスランド・グリーンランド上空)を、編集者のRoy Bensonがシェパートン・スタジオから借りてカラー加工・サイケデリックに仕上げたもの。
映画本編ではバスが空を飛ぶイメージとして挿入されていますが、ビートルズ自身が撮影したものではありません。
Blue Jay Way(ブルー・ジェイ・ウェイ)ロケ地:イギリス・ウェイブリッジにあるリンゴ・スターの自宅(Sunny Heights)の庭(主に撮影)
ジョージ・ハリソンが霧の中でオルガンを弾くような映像(実際は地面にチョークで描いたキーボードを弾く演出)や、チェロを弾くようなシーンはリンゴの家の裏庭で撮影されました。
曲名の由来はロサンゼルスのハリウッド・ヒルズにある実在の通り「Blue Jay Way」(1567 Blue Jay Way)ですが、映画の映像自体はロサンゼルスではなくイギリスで撮られています。
まとめると、3曲のうち実際に「その場で」撮ったのはフール・オン・ザ・ヒルだけが海外ロケで、他はイギリス国内かストック映像です。
サイケデリックな時代らしい、かなり自由奔放な撮影スタイルが伝わってきますね!
私: Directoer of PhotograghyがRichard Starkeyとなっていますが、実際にリンゴが撮影しているのはどこのパートでしょうか?
この作品以前に彼らはインドに行ったことがありましたか? LSDの経験はあったのでしょうか?
Grok:
『Magical Mystery Tour』でDirector of PhotographyとしてクレジットされているRichard Starkey(リンゴ・スターの本名)は、映画の多くのシーンを実際に撮影しています。
特に、バス内のハンドヘルドカメラワークや即興シーンを担当しており、以下のようなパートが挙げられます:Aunt Jessieとのシーン:リンゴとAunt Jessie(Jessie Robins演じる)が議論しながらTheatre Streetを歩き、Lavender Hillに入るパート。これは1967年10月29日に撮影されたものです。
Blue Jay Wayのシーンの一部:リンゴの自宅(Sunny Heights)で撮影されたジョージ・ハリソンのシーンの追加撮影を、彼自身が手がけています。これは1967年11月3日に完了した最終撮影パートです。
その他の即興シーン:映画全体が脚本なしの即興中心だったため、リンゴはバスレースシーン(彼自身がバスを運転)や他の日常的なショットを撮影したとされています。
この作品以前にビートルズはインドを訪れたことがあり、最初の訪問は1966年7月6日で、フィリピン公演後の帰国途中にデリーに滞在しました。これは有名な1968年のリシケシ訪問(マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム)より前です。
LSDの経験については、ビートルズのメンバーはこの作品以前に複数回経験しており、ジョン・レノンとジョージ・ハリソンが1965年春に初めて摂取したのを皮切りに、リンゴ・スターも同年頃に試しています。ポール・マッカートニーは少し遅れて1965年12月頃です。これが彼らのサイケデリック期の音楽に大きな影響を与えました。
私: アイ・アム・ザ・ウォルラスは北極海などのイメージがあったのではないかと想像しますが、彼らはアイスランドやグリーンランドへは行ったことがあったのでしょうか?
ストーンヘンジは?
Eggmanというのは、何かの童話に出てくるのですか?どんなイメージなのでしょうか?
Grok:
『I Am the Walrus』の歌詞は、ジョン・レノンがLSDの影響下で書いたサイケデリックなナンセンス詩のようなもので、北極海や氷のイメージは「Walrus(セイウチ)」という言葉から連想されるものです。
これはルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』に登場する「The Walrus and the Carpenter」という詩から着想を得ており、セイウチが牡蠣を騙して食べるような奇妙でグロテスクなイメージを基調としています。
北極圏の寒々とした風景を思わせるのはその動物の生息地から来る想像ですが、曲自体はそうした具体的な場所を意図したものではなく、混沌とした幻覚的な世界観です。
ビートルズがアイスランドやグリーンランドを訪れた記録はありません。グループとしてではなく、個別に後年訪れた例として、リンゴ・スターが1984年にアイスランドを、ポール・マッカートニーが2000年に訪れています。
グリーンランドについては、1964年のアメリカ初上陸時の記者会見でジョン・レノンが「アメリカはどうやって見つけた?」「グリーンランドで左に曲がったよ」とジョークを飛ばしたのが有名ですが、実際の訪問はありません。
ストーンヘンジについては、ビートルズは1965年の映画『Help!』の撮影でストーンヘンジ近くのソールズベリー平原(Knighton DownやLarkhill周辺)で数日間ロケを行いました。
特に「I Need You」のシーンがそこで撮影され、ストーンヘンジ自体は映っていませんが、すぐ近くなのでメンバーが訪れた可能性は高いです。
「Eggman」については、童話のハンプティ・ダンプティ(Humpty Dumpty、卵の擬人化キャラクター)を連想させるイメージがありますが、実際の起源はThe Animalsのボーカル、エリック・バードンに由来します。彼は女性の体に生卵を割って食べるという性的な習慣があり、ジョン・レノンがそれをからかって「Eggman」と呼んだのが歌詞に取り入れられたそうです。
イメージとしては、ユーモラスでグロテスクな卵人間のようなもので、曲のナンセンスな雰囲気を強調しています。ジョン自身は「深刻に考えていない」と語っています。
ビートルズのサイケデリック曲は、1966年の『Revolver』から1968年の『The White Album』あたりにかけての時期に特に集中しています。
彼らのLSD体験や東洋哲学、スタジオ実験(テープループ、逆再生、音響効果など)が反映された、まさに「トリップ」できる名曲がたくさんあります。ここでは、ファンや批評家がよく挙げる代表的なサイケデリック曲を、アルバム順にピックアップして紹介します(特に評価の高いものを太字で)。Revolver (1966) – サイケ期の幕開けTomorrow Never Knows
ビートルズ史上最も革新的で「究極のサイケ」曲。テープループ、逆回転ギター、僧侶のようなドローン音…1966年にこれを出した衝撃は計り知れません。
I'm Only Sleeping(逆再生ギターが夢のような浮遊感)
She Said She Said(LSD体験から生まれた混沌とした世界観)
And Your Bird Can Sing(サイケだけどキャッチーなギターリフ)
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1967) – サイケの頂点アルバムここはビジュアルも含めて超サイケデリック!
以下はアルバムカバー例です(カラフルで象徴的なデザインがサイケ期を象徴しています):
Lucy in the Sky with Diamonds
幻想的な歌詞とオルガンサウンド。LSDの略じゃないと言い張るジョンですが…誰も信じてない(笑)。ビジュアルイメージもこんな感じのトリッピーなアート:
Being for the Benefit of Mr. Kite!(サーカスポスター風の奇妙な世界)
A Day in the Life(壮大なオーケストラと現実と夢の狭間)
Within You Without You(ジョージのインド音楽フル取り入れ)
Magical Mystery Tour (1967) – さらに深まるトリップ映画と連動したサイケ全開期。アルバムカバーも超カラフルで典型的サイケ:
I Am the Walrus(ナンセンス歌詞+オーケストラ+ラジオ音の混沌)
Strawberry Fields Forever(ジョン最高のサイケ曲。メロトロンと多重録音の傑作。感情が溶けるような感覚)こんな幻想的なイメージで語られることが多いです:
Blue Jay Way(霧の中の不気味なオルガン)
The Fool on the Hill(幻想的だけど優しい)
その他のサイケ曲(White Album以降)Revolution 9(音響コラージュの実験作。8分超のノイズアート)
It's All Too Much(Yellow Submarine収録。爆音ギターとインド風)
Because(Abbey Road。ハーモニーが宇宙的)
ビートルズのサイケ期は、単に「ドラッグっぽい」ではなく、音楽の限界を押し広げた時代です。もし初めてなら、Tomorrow Never Knows → Strawberry Fields Forever → I Am the Walrus の順で聴くと、どんどん深みにハマるはずですよ!
