○ 本年7月24日にタイ・カンボジア両軍が本格的な戦闘に突入した後、7月28日には停戦合意が成立し、10月26日には米国、マレーシアの立会いの下、和平に向けた共同宣言の署名がなされました。その後、国境付近では地雷の爆発や散発的な銃撃等は発生したものの、両国軍間での戦闘には至っていませんでしたが、12月7日に両国国境付近の数カ所に亘って、再び両軍間で戦闘が発生し、国境付近は急速に緊迫化している状況にあります。
○ 戦闘の状況次第では、国境からある程度離れた地域においても、不測の事態が発生する可能性が否定できません。複数の情報源から最新の情報を入手し、危険な地域にいる場合には速やかに避難するなど、十分な安全対策を講じてください。
1 本年7月24日にタイ・カンボジア両軍が本格的な戦闘に突入した後、7月28日には停戦合意が成立し、10月26日には米国、マレーシアの立会いの下、和平に向けた共同宣言の署名がなされました。その後、国境付近では地雷の爆発や散発的な銃撃等は発生したものの、両国軍間での戦闘には至っていませんでしたが、12月7日に両国国境付近の数カ所に亘って、再び両軍間で戦闘が発生し、国境付近は急速に緊迫化している状況にあります。
2 より具体的には、報道によれば、12月7日以降、カンボジア側からタイ側に多連装ロケット弾(BM-21)による攻撃等が行われ、タイ側からカンボジア側には戦闘機(F-16)による攻撃等も行われた模様で、タイ軍に死傷者が出たとの情報があります。
3 タイ政府からは、カンボジアとの国境北部のシーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県の住民に対して再び避難指示が出されています。当局による避難の指示や誘導が行われている場合にはそれに従ってください。
4 本年7月の戦闘開始以降、シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県、サーケオ県、チャンタブリ県、トラート県のカンボジア国境から少なくとも50km以内については、日本政府による邦人向けの海外安全情報の危険レベルは3に引き上げられており、現在もその危険レベルを維持しています。
5 戦闘の状況次第では、国境からある程度離れた地域においても、不測の事態が発生する可能性が否定できません。複数の情報源から最新の情報を入手し、危険な地域にいる場合には速やかに避難するなど、十分な安全対策を講じてください。
6 緊急時には、以下の在タイ日本国大使館領事部に連絡してください。
【問い合わせ先】
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)