2019年12月16日月曜日

「アンティファ」ってなあに

世の中は、陰陽でできているというのが、東洋の考え方ですが、光があれば影があるとか、誕生があれば死があるとか、人生においても、いろいろな陰陽はあるわけです。

思想なんかもそんなひとつで、右翼があれば左翼もあるわけです。

戦後の世界は、左翼が元気な時代が続きましたが、ネットが普及し、トランプ大統領が誕生してから、世界は、一挙に右へと方向転換しはじめて来ました。

現実離れした理想論を言っている間に、深刻な問題が山積みされ、いろいろなトラブルも表面化しているから、ちょっと待ってくださいよと言う人たちが出てくるのも当然でしょう。

特に米国やヨーロッパでは、移民問題で、いろいろな問題が起きてきているので、それに反対する人たちが増えてきています。

移民たちが、その国に同化すれば問題はないのですが、自分たちのアイデンティティーとか言い始めて、自分たちの言語や文化や宗教や食生活などを守り、それ以外を疎外するようになると、大きな国内問題となります。

そして、愛国主義者の名のもとに、民族主義が大きく成長してきているので、今度は、それに反対する極左団体が生まれているわけです。

アンティファとはアンチファシスト(anti-facist)の略称で、人種差別や性差別などに反対する団体なんだそうです。

アンティファの特色は暴力を辞さない点にあるのだそうです。

こうした運動の裏には、中国とか北朝鮮がいることもあるわけですが、イタリアでは、「イワシ運動」と自称して、ゼノフォビア(外国人嫌悪)に抗議し政治改革を訴える若者主導のデモが行われ、数万人が参加したそうです。

世の中、振り子と同じように、左に傾きすぎれば右への力が増し、右に傾きすぎれば左への力が増しますよね。

最近、いろいろと話題のグレタ・トゥンベリさんもアンティファと関係があるのではといった話もあるそうです。

こうした話が一般の人の耳に入ってくる頃には、もう、相当に運動が大きくなっていると思われます。当然日本にもね。

だから、ネットでグレタ・トゥンベリさんを批判すると、ものすごい数の批判が集まってくるそうです。そういった組織の力があるわけですね。

アルピニストの野口健さんが、まさにそういった袋だたき状態のようです。

右でも左でも、カルトのような組織は、恐ろしいですね。くわばらくわばら。