2018年1月4日木曜日

2018年もよろしくお願いします。

紅白歌合戦は、思ったほど視聴率が高くないどころか、史上3番目に低かったそうです。

でも、若者のテレビ離れもあるし、好みの多様化や、他チャンネルの努力もあって、充分りっぱな視聴率だったと思います。

内村さんの優しさ溢れる総合司会は、よかったと思います。

2018年は、「優しさ」の年になって欲しいな。

NHKは、すべての国民から受信料を取ろうとしている以上、すべての国民から支持される番組創りと経費の削減に努力して欲しいですよね。

今回は、テレビ東京の中高年をターゲットとした歌番組に、かなり喰われたのではないかと思います。あれに、もっとグループサウンズとか、フォークの神々とかでてきたら、もっと注目されたのではないかと思います。

他に注目を集めたのは、RIZINと朝青龍でしょうね。格闘技好きは、男性ばかりではなく、女性にも増えているようです。

日本の格闘技もレベルアップしてきていますが、柔道や柔術の本家として、寝技、絞め技、関節技をもっともっと強化して欲しいです。

大相撲の朝青龍や白鵬でも注目されるように、モンゴルは、柔道でもレスリングでも日本のライバルになってきています。今回の朝青龍の企画は、大相撲のルールに近いルールでしたので、今度は、柔道のルールで朝青龍を日本の柔道家に倒して欲しいですね。

格闘技に限らず、世の中には、いろいろなルールがあり、統計なんかは、どんな基準でデータを集めたのかによって、結果は大きく変わってきます。

自分にとって都合のいいルールというのが、世の中には氾濫しているから、本当に公平なルールなのかを見極める目も重要です。

さて、大晦日の番組では、紅白の次に視聴率を稼いだのが、ガキの使いでしたが、浜田さんが、エディー・マーフィーの真似で、黒塗りの顔で登場したことが、問題になっています。

差別ではないのだから、いいんじゃないかという声も多いそうですが、これこそ、アウトですね。ケツバットです。

ユダヤ人問題や黒人問題は、シャレにならない国際問題に発展しかねないことだと、テレビ関係者たちは、肝に銘じておくべきです。

日本人は、イジメに対して、鈍感すぎます。

脳科学者の中野信子さんは、貴乃花イジメに関してのコラムの中で、こんな事を言っています。

「人間の脳内では安心感を抱かせ、やる気を出させるセロトニンという神経伝達物質が分泌されているが、日本人はセロトニンを再利用するセロトニントランスポーターの量が少ない人が極めて多く、世界一不安になりやすい民族といえる。そのため、「裏切り者検出モジュール」の感度が高く、フリーライダーとはいえない人までも「将来的な不安の種」と認識し、過剰に排除してしまう。これが「いじめ」のメカニズムだ。」

「村八分」とか、「出る杭は打たれる」とか、日本人は、排他的になりやすい民族ですが、それが故に、イジメに対する感受性が鈍ってしまうことがあり、イジメている自覚がなかったりもします。

イジメられる側にも問題はあるというのもよく言われることです。確かにイジメに至るまでには、いろいろな要因もあり、原因もあるはずですが、忘れてはならないこととして、理由如何にかかわらずイジメは悪いということです。

わたしは、関西の漫才師たちに多い、ドツキ漫才が嫌いです。頭を叩いて笑いをとることは、実に不快です。

関東でもカミナリなんか、叩かれる方の脳を心配しちゃいます。もちろん、あれもある意味ワザでしょうし、思うほどの衝撃はないのでしょうけど。

ダウンタウンの笑いは、ドツキであり、ケツバットだと思うんですよね。お互いの呼吸が合って、ある意味笑いの会話が続いていくわけですが、でも、やっぱり、イジメですし、見る側が、イジメに鈍感になってしまう可能性も強いです。

ベッキーにタイボクシングのキックを受けさせるのも、ある意味、イジメでしょう。DVが、問題になっている今、女性に対する暴力は、いけませんね。

で、黒人問題に戻りますが、いくら、現在の日本の若者たちにとって、黒人は、かっこよくて、スポーツや芸能で憧れだとしても、米国では、白人によって、顔を黒くして、黒人を卑下し、笑ってきた歴史があり、そのことを反省し、顔を黒くすることに対する抵抗があるわけです。

ですから、ユダヤ人たちが、ナチスを非難し続けるように、黒人問題には、敏感な人たちがいることを日本人は学習すべきです。

冗談ではすまされない問題なんですよね。

学問として、ユダヤ問題や黒人問題を研究し、そこから発せられる主張であるのであれば、大いに議論すればいいと思うけど、お笑い番組の中では、誤解されるのが当然です。

今年も、テレビばかり見る不健康な毎日になりそうですが、皆様は、健康な毎日をお過ごしください。今年もよろしく。