わたしが、驚いたのは、夏と冬とで髪の毛の色が変わる人がいることでした。北欧などでは、夏は短く、夜の長い冬があるためか、冬の間栗毛だった人が、夏になると金髪になったりしていました。
あと、両親が金髪なのに、子供が、栗毛だったり、黒髪だったり、様々の家族もいます。欧米人にはアジア人とか黒人を養子として育てる人も多いですが、そういったことではなくて、同じ両親から生まれても、違った色の髪の毛を持つ子供が生まれることもあります。
赤毛といえば、『赤毛のアン』が有名ですが、赤毛の人たちは、時にして、差別の対象とされるそうです。
赤毛の人は、肌の色が白く、顔や身体にしみそばかすが出来やすいし、宗教や民話などの影響もあるそうです。
イギリスの赤毛差別は、有名だそうです。
デンマークの例ですが、赤毛の女の子は、ナンパしやすいといっている若者がいました。
さて、米国大陸を発見したのは、一般的にイタリア人のコロンブスということになっていますが、もっと早く、11世紀ごろ米国大陸を発見したのは、レイフ・エリクソンというアイスランド人だという説があります。
当時のヨーロッパは、有名なヴァイキングの時代で、デンマークのユトランド地方が発祥の地といわれていますが、スウェーデンからノルウェー、そしてアイスランドやグリーンランドまで、彼らの勢力範囲でした。
アイスランドやグリーンランドから、もっと西を目指せば、米国大陸に達するわけで、現在のカナダのバフィン島あたりに到着し、その後、南下したともいわれています。
そのレイフ・エリクソンの父親で、はじめてグリーンランドに住んだといわれているのが、赤毛のエイリークです。
この辺の話は、アイスランドのサガといわれる伝承されてきた神話や民話の類によるモノも多く、実際に遺跡なども見付かってはいるものの、まだまだ、はっきりしないことも多いようです。
このサガという言葉は、ゲームなどにもよく登場しますよね。
ちなみに、ノルウェーもアイスランドもデンマーク領だった歴史もあり、言語もよく似ています。
寒い地方ですから、食糧も少なく、どうしても、略奪をしてきた歴史なんでしょうね。体格はいいですし、鉄を上手に使いこなし、スコットランドやアイルランドなど沿岸部の町を襲ってきたのでしょうけど、領土を広げて統治するということはしなかったようです。
北欧やイギリスの国旗にある十字は、太陽の光を意味するそうで、太陽神の神話も多いです。太陽に飢えている北国です。
北欧の人たちは、休暇を取って南欧や東南アジアに長期旅行をします。そして、すぐに日光浴で裸になるので、現地で問題になることもあります。
北欧やドイツなどでは、公園で日光浴を楽しみますが、女性でも上半身裸になることに抵抗のない人が多いです。
デンマークにいた頃、アイスランド出身のガールフレンドがいたことがありましたが、名前が、Eddaでアイスランドの「失われたエッダ詩」や「スノッリのエッダ」と同じだってことに、今頃になって気が付きました。
ちなみにEddaは、赤毛ではありませんでした。