フィルムカメラの時代からカメラに露出計が内蔵されているのが主流ですが、古いカメラには、露出計がついていないカメラもあります。
プロのカメラマンの撮影風景とか見ると、被写体のところの明るさを計っています。そういったプロが使うような露出計は、数十万円もするようです。
昔のライカとかオリンパスペンとか露出計がついていないモデルもあり、単体の露出計を持っている方が便利でした。
露出計でシャッター速度と露出を決めて撮影するのが基本ですが、露出計がないと、ヤマカンですね。
ASA(ISO)100の場合
シャッタースピード250分の1秒のとき、絞りは快晴でF11、晴れでF8、明るい曇りでF5.6、曇りや日陰でF4てな感じかな。
ISO感度は、そのまま、値が2倍で1段明るくする感じ。
ジャンクで、昔の露出計をゲットして、分解してみました。
Zeissの露出計で、壊れているのが残念です。
革のケースもかっこいいです。
裏蓋を開けたところ
この部分がセレンで、光で電気が発生
こちらは、表側のダイヤルを外したところ
細い針が光によって振れ、そこに赤い針を合わせる
赤い針の先のダイヤルの数字を読み取る
この露出計の場合には、セレンは、生きていているのですが、細い針が動きません。セレンからの電気で、電磁石がまわりの永久磁石に反発して触れる仕組みだと思いますが、断線なのか、ピクリともしません。
細い針の上にある小さな穴が、小さなボールベアリングを乗せるところで、カメラのレンズの絞りでもそうですが、コリコリと数字ごとにしっかり止まるような仕組みです。
これを落とすと、ほとんど見付かりません。
ジャンクの露出計も10個以上あるのですが、動くモノは、ほとんどないです。
セコニックの露出計が、精度はわからないけど動くので、一度テストしてみるつもりです。セレンではなく、CdS受光体ですから、電池が必要です。