2018年3月10日土曜日

Canon FT QL ニコイチ

Canon FT QLという古いフィルムカメラですが、ジャンク一眼レフまとめて25台というのを3年くらい前に落札して、船便で送ってもらいました。

レンズなしでも、昔のフィルムカメラですから、けっこうな重さでした。

ジャンクでも、一応関税を取られましたが、2000円ほどでした。

キャノンとミノルタが多く、ペンタックスなどが少しという感じでした。

ほとんどが、シャッターは切れても、露出計が壊れているモノが多く、中には、フィルムを巻けないものやシャッターが切れないモノ、シャッター幕が動かないモノ、モルトがボロボロ、ファインダーが、汚れているなど、もちろん、まともなモノはありません。

露出計が動かないモノの中には、電池を入れて、電池のあたる端子をヤスリ掛けするだけで、通電するモノもありました。

同じモデルが複数台あれば、使える部品を交換して、2台で1台の完成品を作ることが出来ます。俗にいうニコイチです。

で、2台のCanon FT QLをいじってみました。

このカメラは、フィルムが全く巻けず、シャッターも切れず、ミラーがアップしたままです。裏蓋を開けて、いろいろといじってみましたが、ダメでした。

 軍艦部も開けてみました。この機種は、分解が簡単です。

 中央にある黒いモノでとめられているのが、プリズムで、このプリズムが腐食して汚れているモノが多いのですが、このカメラは、プリズムがきれいなので、プリズムを外して、もう1台のプリズムが汚れている機種に付け替えることにしました。

 これは、プリズムを外したところです。このカメラは、プリズムを外すのも簡単でしたし、移動も簡単。

 こちらが、もう1台にプリズムを移動させたところ。このカメラは、プリズム以外に、シャッター速度を変えるダイヤルが、空回りしているので、ダイヤルも、もう一台のモノに付け替えて、正常に動くようになりました。


一応、写真が撮れる状態になりましたが、露出計が、動いていません。

レンズもジャンクでまとめて落札したものを送ってもらっているので、お掃除をして使えるものと組み合わせるつもりです。

キャノンとオリンパスの古いカメラには、プリズムの腐食で、ファインダーが汚れているカメラが多いようです。