洞窟に閉じ込められて9日目に、イギリス人ダイバーが彼らを発見したときに、英語での問いかけに対して、英語で受け答えしていたので、地方都市の少年たちにしては、英語が上手だなあと感心した人が多かったようです。
NHKの番組の中で、少年たちのうち6名が、マルチリンガルの学校に通っていることをやっていました。だから、英語も上手だったわけですね。その学校には、日本語学科もあるそうで、日本の女性が教師をしている紹介もありました。
世界中の学校などで、日本の若者たちが、日本語教師のボランティアをしていることは有名です。青年海外協力隊の人たちもそうなんですが、苦労しながら、日本の評判を高めるために、素晴らしい活動だと思います。
国連関係の組織などでは、日本を貶めるような動きもあるわけですが、地道な活動で、日本の評判を高めて欲しいですね。
自衛隊に、すでにあるのでしょうけど、国内だけでなく、海外の災害時に対しての救援部隊を設置して、ヘルメットには、旭日旗のデザインを用いて、旭日旗は平和と国際貢献のシンボルだと広めて欲しいですね。
装備もすべて日の丸をつけた日本製で、日本製品の宣伝部隊でもあって欲しいですね。
それから、NHKは、ボランティアの人たちにも目を向けていて、食事のボランティアをしている人たちにもインタビューをしていましたが、イスラム教徒のボランティアのために、イスラムの食事を作っていました。
タイ人の95%くらいが、仏教徒で、それも上座部仏教と言われている、日本などの大乗仏教よりは、厳しい戒律を守る仏教です。
イスラム教徒は、タイ南部に約400万人といわれていて、北部には、ほとんどいないと思っていましたので、イスラム教徒もタイ海軍などにいるんだろうなとしか思いませんでしたが、実は、ボランティア活動をした人たちの中には、南タイから来ている人たちがいたんだとタイのテレビでやっていました。
南タイは、高級中華料理に出てくる「燕の巣」でも有名なんですが、その「燕の巣」をとる職人さんたちは、洞窟のプロたちで、普段から、洞窟内で「燕の巣」をとっているので、洞窟の構造などの知識を持っているらしいです。
今回の救助は、洞窟内を潜水したり歩いたりして行われましたが、もう一つの計画は、山の上から縦穴を探して、そこから救助するモノでしたが、もしかすると、そういった関係で活動していたのかもしれません。
「クローズアップ現代+」でキャスターをしている鎌倉千秋さんが、チェンライから中継していましたが、彼女は魅力的ですね。
知らなかったのですが、台湾とのハーフだそうです。チェンライには、昔の国民党の子孫がいるそうなので、そちらも取材したいのではないかな。
戦争当時の援蒋ルート(蒋介石の国民党を援助するためにイギリスの物資を運ぶルート)が、ミャンマーから中国雲南省まで通じていて、ミャンマーやタイ北部や雲南省には、国民党の残党もいるんだそうです。
彼らは、一時麻薬を栽培し、それを資金としていたという話もあります。
日本がミャンマーからイギリスを追い出したあとは、援蒋ルートは、バングラデシュからミャンマーを北上するルートに変わり、それが、今のロヒンギャ民族問題に通じています。
昔の援蒋ルートは、中国の1帯1路政策として、石油などのパイプラインや陸上輸送路に変わっているそうです。
その計画に邪魔なロヒンギャを中国とミャンマーが、バングラデシュに追い出そうとし、イギリスとバングラデシュは、ミャンマーに留めておきたいという構図のようです。
ミャンマー北部には、宝石だけでなくレアアースもあるといわれていて、実は、米国もイギリスも中国も、非常に興味を持っているようです。
だから、イギリスなんかは、あの洞窟の構造に関してのデータをすでに持っていた可能性はあるかもね。
40年ほど前の「黄金の三角地帯」ゲート