NHKの「チコちゃんに𠮟られる」で以前やっていましたが、カツ丼を考案したのは、東京のおそば屋さんだったんだそうです。だから、おそば屋さんには、必ずといってほどにカツ丼のメニューがあるそうです。
そばつゆ、天つゆなどで、冷えたカツを煮込むことで、新たな美味しい料理が生まれたのだそうです。
私は、子供の頃からウナギを食べられないので、家族で鰻丼の時には、1人だけカツ丼と決まっていました。
あんなヘビみたいなものを食べる人が理解できないわけです。
とんかつは、フランス料理のコートレットから来ているそうですが、私にとっては、オーストリア料理のWiener Schnitzelが原型です。
ロンドンにあるオーストリアレストランで皿洗いをしていたときに、まかないで出てくるWiener Schnitzelに大感激しました。
本来は、子牛の肉にパン粉をつけてソテーするようですが、豚肉でもいいそうです。
子牛の肉は、簡単には手に入りませんが、豚肉なら、イスラム圏以外でなら、どこにでも簡単に手に入ります。
私は、ちょっと脂身が付いたLoinが好みです。
200グラム63バーツ(200円強)の肉をまず、まな板の上で叩きます。脂身と赤身の境界を包丁でつついておきます。
叩き終わったら、塩胡椒をして小麦粉をまぶします。私は、皿洗いを極力少なくすることを考えながら料理をします。
小麦粉をまぶしたら、溶き卵に牛乳を少し入れたモノをくぐらせ、パン粉をつけます。
そして、油で揚げます。油は、キャノーラを使いました。
タマネギを酒ミリン醤油と砂糖で煮ていきます。おそば屋さんのカツ丼を意識して、カツオ風味のダシのもとを少々。
とんかつを加えて、卵でとじて出来上がり。
必要な分だけ、ご飯にのっけて、できあがり。半分以上残っているから、明日、もう1回カツ丼です。
洗い物は、夕食後、まとめてするので、水につけておきます。
料理は好きなので、少しも苦になりませんし、自分好みの味付けですから、美味しくいただきました。