今年のミスユニバースには、フィリピン代表のカトリオナ・グレイさんが選ばれましたが、彼女は、フィリピンとオーストラリアとのハーフだそうです。
今回の大会は、タイで開かれていたので、普段からミスユニバースだけでなく、ミスインターナショナルとか、ミスワールドとか、もっと田舎のミス〇〇とかでも、タイ人は大好きです。
タイ人は、今までに2人のミスユニバースを出しています。
ミスユニバースは、開催地をいろいろなところでやっているわけですが、例えば、アジアでの大会の時には、アジアから、いろいろな賞に選ばれることが多いようです。
今回は、スペイン代表が、トランスジェンダーだったり、シンガポール代表のコスチュームが、米国と北朝鮮の国旗をあしらったモノだったり、ベトナム代表が、このような美人コンテストでは珍しいショートヘアーだったりと、いろいろな話題がありました。
そのベトナム代表は、ベトナムの山岳少数民族の出身だそうで、貧しい家庭に生まれながら、向学心に燃え、お手伝いさんの仕事などで学費を稼いで、大学まで進んだ苦労人だそうです。
でも、米国代表は、彼女やカンボジア代表を、英語も理解できないようで、かわいそうとかオーストラリア代表などにいったそうで、ネットでは、ひどい発言だと非難囂々で、すぐに、それをSNSから削除したそうです。
米国で生まれたら、子供でも英語を話しますが、大人になって、母国語以外を話す人は、意外と少ないです。その意味では、我々日本人と大差ないのですが、違うのは、世界の強国で、英語やアメリカの価値観が世界の言語や世界の価値観になっています。
イギリス人にいわせると、アメリカ人が話しているのは、英語に似ている米国語だそうですけどね。
米国もオーストラリアも、ちょっと前まではひどい人種差別をしていた国で、一皮むけば、本音が飛び出します。
まあ、ミスコン自体が、商業主義というか、女性蔑視というか、問題も指摘されているわけですよね。
水着審査とか、男としては、嬉しいけど、反対する人たちの気持ちは理解できます。
あの髪型も、独特で、バービー人形の世界でしょうけど、その意味で、ショートで出場したベトナム代表には、拍手です。個人的には、ショートが大好きです。
美の価値観も欧米が世界の中心のようで、アジアでもアフリカでも、欧米とのハーフが、身長も高いですし、英語も出来るということで、有利みたいです。
ラオスの民族衣装をデザイン・制作したのが、タイ人なんだそうで、ラオス代表が、前後に手足のつながったキナリーという古典に登場する鳥族のお姫様人形をつけて、歩いたり踊ったりしたそうです。
よくお笑いなどにも出てくるヤツですが、黄金色に輝く美しい衣装でした。
数年前には、タイ代表が、サムロー(三輪車のタクシー)そっくりの衣装で話題となりました。
日本代表は、セーラームーンをヒントとした衣装だったとか。