2018年12月29日土曜日

年末のタイ

タイのお正月といえば、4月13日のソンクランですし、中国系の人たちは、春節がお正月です。2019年は、2月5日火曜日だそうです。

以前のタイは、世界標準のお正月休みは、12月31日と1月1日でしたが、世界のいろいろな企業が、タイにやってきて、お正月休みも長くなってきてはいます。

逆に、春節は、以前は、1週間とか10日間休む商店や会社もあったのに、最近は、短くなってきているようです。

タイのお正月ソンクランに関しては、政府が、長く休みになるようにしているようです。

タイ人に限った事ではありませんが、タイ人も、連休は大好きで、地方からバンコクなどの大都市に出稼ぎに来ている人たちや、地方出身者たちは、連休を利用して、帰省します。

昔は、鉄道での帰省が多くて、客車の屋根の上に乗っている人たちもいたほどでしたが、その後、長距離バスが増え、今では、自家用車の人たちが多くなっています。

タイでは、ピックアップといわれる、荷台のついた車が人気で、普段は、モノを載せたりして商売に使い、いざとなれば、人も乗せます。

荷台に大勢の人たちが乗っての事故は悲惨です。

タイ人は、お祭り好きですし、お酒も好きなので、帰省の時には、大音響で音楽をかけた車もいますし、荷台で酒盛りがはじまり、運転手にも酒瓶を回すなんてこともしますので、飲酒による事故が多いです。

政府は、とにかく、「飲んだら運転しない」とキャンペーンをしているものの、悪癖は、なかなか改善されず、毎年、多くの命が失われ、悲惨な事故も多いです。

テレビニュースでは、この時期になると、毎日、交通事故による死者や怪我人の数をレポートします。

どこの国でも、女性の人口が男性よりも多くなる傾向があるそうですが、タイの場合には、女性が男性に比べて、かなり多いそうです。

それは、子供の頃から、男は、喧嘩やバイク事故などで、よく死ぬからだそうです。

アルコールは、麻薬ですから、中毒するし、悪酔いしたら危険です。

飲酒運転による犠牲者も多いので、タイでは、アルコールの販売できる時間に制限を設けています。販売が許されているのは、午前11時~午後2時、午後5時~深夜までです。

酔っ払って、自分1人が死ぬのでしたら、まあ、しかたがないともいえますが、同乗者が一緒に死んだり、全く関係のない人が犠牲になったりするわけで、厳しく罰するべきですよね。