今回、日本の空港における出入国で、係官による出入国管理に代わって、無人の顔認証システムが導入されていました。
パスポートの顔写真のあるページを開いて指定の場所に置き、正面にあるガラスを見るだけで、自分の顔とパスポートの写真とが同一人物なのか瞬時に認証されるようです。
すごいなーと感心したわけですが、タイの出入国でも、無人ではないけど、出入国手続きの時に、顔写真の撮影は行われています。
ちょっと前までは、指紋で認証とかいわれていましたが、スマホでもパソコンでも、今は、顔認証が主流になっているようです。
他に顔写真が撮影されるのは、運転免許証ですね。日本でもタイでも、運転免許証の更新時には、写真撮影があります。
顔写真は、ビッグデータとして、保管されます。
ハロウィンの渋谷で、車をひっくり返して騒いだといわれる若者たちですが、その様子を写した防犯カメラの映像とビッグデータにある運転免許証の顔写真から、いとも簡単に本人が、割り出されたという説もあるようです。
もう一つの説は、防犯カメラの位置から、犯人たちの犯行前後の位置をリレー式に追っていって、住所とか、本人がわかるところまで確認していったという説もあるようです。
出入国時の顔写真で、日本国内で起きた外国人の犯罪も追跡や本人認定が可能になる可能性が高いですし、将来、DNA情報などもパスポートのICチップに記録されていれば、被害者になった時も、加害者になった時も、簡単に本人がわかるでしょうね。
個人情報の取り扱いには、リスクもあるわけですが、普通の人にとっては、マイナンバーと同じようにメリットの方が大きいと思います。
反対するのは、悪党たちではないかと思っちゃいます。
星新一や筒井康隆の作品ではないけど、そうなってくると、悪党たちは、顔認識を混乱させる変装器具とか、身長を誤魔化すシークレットブーツとか、開発されていくでしょうね。
ハリウッドの特殊メイクとか、カラコンとか、認証を破れるかどうかの実証番組とかも出来るかもね。
今や、街中に防犯カメラがあるし、ビルやお店の中にも防犯カメラがありますから、本気になれば、あっという間に、知りたい人を特定できそうです。
こちらを見ると、顔認識について、少しは、理解しやすくなります。