相変わらず、世界中で騙される人がいるのが、この「ポルノを見てただろう」脅迫メール。
他には、秘密のオイルマネー詐欺とか、王族の隠し財宝詐欺とか、昔は、有名でした。
アフリカの黒人青年たちが、狭いタコ部屋でノートパソコンとにらめっこして白人のパイロットや退役軍人になりすまして、日本などアジアの女性たちを騙しているそうです。
今まで蓄えた金塊とかドルがあるけど、きみに会うために持ち出そうとして、空港で見付かり、没収されそうだから、罰金を指定先口座に払って欲しいとか言うらしい。
彼らもプロなので、まあ、冷静に考えれば、おかしいのに、気が付かず、甘い言葉を信じ、騙されてしまう人たちが少なくないらしい。
話をポルノに戻すと、男性だけでもないようですが、ポルノサイトを見ていただろうと、架空の請求をされて、身に覚えがある人が、まわりにばれたくないと、お金を払うのだそうです。
「ポルノを見てただろう」と強めのメールが来てビビってしまうと、あとは、もう向こうの思うつぼだそうです。
メールアドレスを知っているだけでなく、パスワードまでばれていると、もしかすると、本当に素性をばらされてしまうのではないかとか、裁判にかけられて、法外な金額を請求されるかもしれないとか、パニックに陥ってしまうようです。
ノートなどには、カメラが付いているから、ポルノサイトを見ている馬鹿面を撮影してあるとか、パスワードを打ち込んでいるところを見たから、パスワードも知っているとか、嘘をいって脅します。
ポルノサイトを見ただけで、おかしなウィルスを仕込まれ、カメラがこっそり作動するようなことは、まずないそうです。
上記のBBCニュースには、have i been pwned?という、自分のメールアドレスが、流出してしまっているかどうかをチェックするサイトが紹介されています。
使い方は、このかたのサイトを参考に。
世界には、悪党たちがたくさんいて、他人のメールアドレスだけでなく、パスワードを集めて、それを詐欺師たちに売っているのだそうです。
こういった詐欺に対しては、ネットの荒らしと同じで、無視が一番です。ゼッタイにメールを送ったり、個人情報を知らせてはダメです。
それでも、訴訟とかいわれたら、躊躇なく警察に相談するのがいいです。警察官も、もしかすると、こっそりと「ポルノサイト」を見ている仲間かもしれないし、きっと親身になって相談に応じてくれるでしょう。