2019年1月2日水曜日

朝まで生テレビ

今回は、田原のおじいちゃんの発言と机叩きが少なくて、よかったです。

今回の出席者の中では、藻谷浩介さんのキャラが、光っていましたね。

他の人たちとは、違った目線で、自分で調査した資料を出しての説明は、興味深かったです。

とくに、目からウロコだったのは、日本に関しては、少子高齢化が注目されていますが、彼に言わせると、25年から30年後には、日本が、世界で一番早く、高齢化社会から抜け出せるという指摘でした。

一番早く高齢化社会に突入してきたわけで、それが続いているわけですが、団塊の下の世代は、徐々に人口が少なくなっていくわけで、団塊の世代以上が、寿命で亡くなってしまえば、確かに、健全な人口構成に近付いていきそうです。

いろいろと興味深い話はありましたが、藻谷浩介さんのキャラが、独特すぎて、敵が多そうというか、他人と仲良く話し合えるキャラではないように見えました。

でも、彼のような人は、日本の右へ倣え状態の社会には、必要だと思います。

金子勝さんの話の中では、Five Eyesの話が興味深かったです。はじめて知りました。

Five Eyesというのは、UKUSA協定締結国:5カ国を指すそうで、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカが、そのFive Eyesです。

要するにイギリス連邦を中心としたスパイ協定ということらしく、かなりの歴史もあり、今のインターネット社会でも、情報を集めて分析しているようです。

かつては秘密協定だったが、現在は条文の一部が公開されていて、UKUSA協定グループのコンピューターネットワークはエシュロンと呼ばれているそうです。

Huaweiの副社長がカナダで逮捕されたのも、カナダが、このUKUSA協定グループ・メンバーだからだとか。

要するに、中国が、独自のITテクノロジーと情報網を持つことを彼らが、恐れているので、起きた問題だとか。

かって、日本も、半導体などで彼らにつぶされた過去があったとか。

最近は、ITが注目されている社会で、ITを使いこなす若者たちが過大に評価され、ITを使えないおじさんやおじいさんたちが、軽視されていますが、どちらにも、強みと弱さはあるわけで、お互いが協力し合って、日本を安全で豊かにしていく必要を感じました。

誰かさんみたいに、国会でITに弱い大臣を苛めて喜ぶのは、かっこわるかったですよね。因果応報で、いつか、自分にブーメランだと思います。