ドラマ「フルーツ宅配便」は、デリへルが舞台です。
いろいろな問題を抱えた女性たちが、風俗で働くわけですが、それを、濱田岳演じる咲田真一を通して物語が進みます。
咲田真一は東京で勤めていた会社が倒産、仕方なく地方都市の故郷へ戻ってきて、なじみのラーメン屋で昔なじみのミスジと再会、仕事を手伝うように勧められ、ミスジがオーナーを務めるデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長になるわけです。
不幸を抱える女性の物語は、多くの男性の好物だと思います。
第1話では、夫の暴力で顔に怪我を負い、離婚した夫の借金を抱える女性がメインなんですが、メチャクチャ重いテーマでも、なんか、物語のテンポもいいし、演者たちの実力もあってか、この先どうなるのかな?と、ドラマを楽しめます。
内山理名さん演じる「ゆず」さんが、魅力です。娘の律子を演じる子役も可愛いです。
オープニング曲をEGO-WRAPPIN’が歌ってます。相変わらずデカダンスで、いいですね。
エンディングは、フォークの高田渡の息子さん、高田漣さんが書き下ろした「ソレイユ」を超特急が歌っているのだそうです。フランス語で太陽の意味する「ソレイユ」ですから、重いテーマを吹き飛ばす、明るい曲です。
サンシャインとムーンライトの陽と陰ですね。
濱田くんの優しさも、重い現実の前には無力でしたが、これからどうなっていくのかな?
仲里依紗さんも、楽しみです。