タイで身柄を拘束されていたサウジアラビアの18歳の少女ですが、国連機関の働きかけで、希望通りにオーストラリアへ行くことになったようです。
タイとサウジアラビアとの関係には、深い因縁があって、かって、サウジの王室の下働きに行っていたタイ人が、王室の宝石類を盗み、タイに帰国したあと、それを売りさばき、足がつきました。
でも、話は、そこから、とんでもないことになっていきました。押収された宝石類は、サウジアラビア政府に返されたのですが、な、なんと、その宝石類のほとんどが、ニセモノにすり替わっていたんだそうです。
それに、タイの警察や、政府高官などが関係しているのではないかと、大騒ぎになりました。
一番高価だと言われていた、ブルーダイアモンドの首飾りも、行方不明になっています。
その首飾りを、高貴なご婦人が身につけている写真が出回ったとかいった話までありました。
その後、その調査のためにタイに来ていたサウジの外交官3名が、射殺された事件も起きています。
1980年代には、中東に出稼ぎに行くタイ人が多かったのですが、この事件後は、タイ人は、サウジに出稼ぎに行けなくなっています。
今回の事件では、サウジの役人が、空港で、トランジット中のサウジの18歳の少女のパスポートを没収し、タイのイミグレーションに身柄を渡して、今まさにクウェートに送還されるときに、問題が発覚しています。
タイの警察は、サウジとの関係修復をしたいわけですが、国連の機関が介入したのでは、どうしようもなかったようです。
今回の事件では、サウジの女性の自由について、いろいろな意見も出ているわけですが、イスラム教徒は、原則的に異教徒との結婚を認めないそうです。
異教徒の方が、イスラム教に改宗することが多いようです。
タイのお隣マレーシアでは、王様が、突然、退位を発表したそうです。
噂では、ムハマド5世国王は、元ミスモスクワのロジア人美女との恋愛を貫くために退位をしたといわれています。
王冠をかけた恋といえば、有名なイギリス国王エドワード8世とアメリカ人既婚女性ウォリス・シンプソンとのロマンスもありました。
イギリスは、元はカソリックの国でしたが、ヘンリー8世が、カソリックが離婚を認めないからと、カソリックから離れ、イギリス国教会を作った歴史もあって、カソリックの国々からは、軽蔑されているそうです。
ちなみに、マレーシアは、13の州があるのですが、その中で王様がいる9つの州があって、その9名の国王たちから、5年ごとにマレーシアの国王が選ばれるシステムになっているのだそうです。
マレーシアにも中国系が多いのですが、マレーシアは、中国系に対して、平等ではない制度があります。
その後の話といえば、私の口内炎は、ほぼ全治しています。
以前、背中に回らなかった左腕も、今では右腕と同じようにある程度回るようにになりました。
親指と人差し指に起きたばね指も、いつの間にか、治ってしまっています。
人間の身体には、時に、すごい自然治癒力も備わっているんだなあと思う、今日この頃です。