2019年2月8日金曜日

朝鮮戦争のお勉強

2月27~28日にベトナムのハノイかダナンで2回目の米朝首脳会談が行われる予定だそうで、注目点は、核廃棄と朝鮮戦争の終戦宣言ですね。

朝鮮戦争について、ネットでお勉強中ですが、悲惨な戦争だったようです。

構図としては、当時のソ連と中国のバックアップを受けた北朝鮮が、アメリカを中心とした多国籍軍と韓国に対して、始めた戦争ですが、お互いに、そのへんについては、自分たちの言い分もあるようです。

ソ連は、自らは参戦せず、武器などを提供、中国は、最終的には参戦しています。

多国籍軍は、韓国とアメリカ以外に、
イギリス:兵力15,700人
フランス:兵力7,400人
オランダ王国:兵力7,200人
ベルギー王国:兵力5,600人
カナダ:兵力5,400人
トルコ共和国:兵力4,600人
エチオピア帝国(当時):兵力1,200人
タイ王国:兵力1,100人
フィリピン共和国:兵力1,100人
コロンビア共和国:兵力1,100人
ギリシャ王国(当時):兵力1,000人
オーストラリア:兵力900人
ニュージーランド:兵力800人
南アフリカ連邦(当時):兵力800人
ルクセンブルク大公国:兵力400人

最初は、ソ連の戦車などを使った北朝鮮が、あと少しで、朝鮮半島全土を制圧するところまでいったのですが、アメリカ軍の仁川上陸作戦で一挙に形勢が逆転し、今度は、米国側が、中国国境近くまで北朝鮮を追い払ったところで、今度は、急遽中国人民解放軍が参戦してきて、もう、大混乱だったようです。

韓国軍は約20万人、アメリカ軍は約14万人、国連軍全体では36万人の死傷者を出し、北朝鮮軍は29万人の犠牲を出し、中国軍については戦死者11万4000人。

民間人を含めると、北朝鮮側の死者250万人、韓国側は133万人ともいわれているそうです。

朝鮮戦争で使用されたアメリカ軍の爆弾の総重量は60万トン以上にのぼり、第二次世界大戦で日本に投下された16万トンの3.7倍だったそうです。

そして、朝鮮戦争前後には、朝鮮半島内で行われた、数々の共産主義者狩りなどの虐殺事件がありました。

聞慶虐殺事件、 済州島四・三事件、 麗水・順天事件、 漢江人道橋爆破事件、 ソウル大学校付属病院虐殺事件、 保導連盟事件、 斗満虐殺事件 、老斤里事件、 303高地の虐殺、 咸興虐殺事件、 信川虐殺事件、 国民防衛軍事件、 高陽衿井窟民間人虐殺などです。

朝鮮人同士の殺し合いだけでなく、アメリカ軍が関係した事件もあり、こうした事件は、タブーとされてきていて、朝鮮戦争の犠牲者に関して、日本植民地時代の犠牲者といった嘘も広く信じられています。

慰安婦に関しても、朝鮮戦争やベトナム戦争で、韓国で設置された慰安所および慰安婦(特殊慰安隊)は韓国軍だけでなく米軍をはじめとする国連軍も利用した歴史があるのに、慰安婦といえば、旧日本軍という間違った情報を広めてきています。

ベトナム戦争に参戦した韓国軍は、ライダイハンといわれる混血児たちの問題をまだ解決できていません。

1953年7月27日に、38度線近辺の板門店で北朝鮮、中国軍両軍と国連軍の間で休戦協定が結ばれ、3年間続いた戦争は一時の終結を見たかたちですが、実際には、休戦状態が続いています。

共産主義国が、勢力を広げようとした戦争でもあるので、共産主義側のスパイなどが、日本にも、大量に入り込んできたようです。

今時、共産主義の国を美化しているのは、自分たちが、幹部になって特権階級になれると信じている人たちでしょう。

一般の人たちは、共産主義国になって、幸せになったことはないのではないかと思いますね。

自由主義陣営のすべてがいいとは思わないですが、どちらかを選べといわれたら、やっぱり、自由主義がいいですね。