2019年2月8日金曜日

タイの王女が首相候補に

先週の金曜日あたりから、あれほどひどかったバンコクの大気汚染が、なんか嘘みたいによくなっています

先週は、ほとんどの学校を休みにし、その後、春節で休みの会社や工場もあるわけで、その影響かもしれませんが、非常にいいことです。

テレビでは、来週のバレンタインあたりに、またひどくなるとの予報ですが、当たらないことを祈ります。

3月24日投票日の選挙の方は、やっと騒がしくなってきています。

今日のビッグニュースと言えば、現首相のプラユットさんが、Palang Pracharath Partyからの指名を受けることを了承したことではなく、なんと、現国王のラマ10世のお姉さんであるUbolratana Rajakanya王女(67歳)が、タクシン派のThai Raksa Chart Partyの首相候補になったというニュースです。

現在の所は、反タクシン派連合が有利と思われますが、なんと言っても王族が、それも、「恋するフォーチューンクッキー」などを歌っちゃう、おしゃれな女性ですから、かなり投票数を獲得するのかな?

でも、王族が政治参加は、タイではいいのかな?

タクシン派は、王女の名前で獲得投票数を伸ばし、タクシン派の複数の政党の合計で、反タクシン派よりも多くの投票数を獲得し、国民の支持を得ているのは、自分たちだと主張するのでしょうね

現実的には、選挙に勝っても、それはあくまでも定数500の下院は小選挙区(350議席)と比例代表(150議席)で、定数250が指名制の上院と併せて、反タクシン派には勝てないとの予想です。

それに、万が一、王女が首相になられたら、タイの慣例上、誰も批判できないわけで、民主主義とは言えないのではないかと思いますが、あんまり、政治的な発言をするのは、タイで暮らす外国人にとっては、賢明ではありません。

あれだけ、王制に批判してきたタクシンも、自分が、恩赦されるためには、何でもありで、さすがだと思います。


バーレーン出身のサッカー選手ハキーム・アル=アライビさんの問題は、まだ解決していないようで、オーストラリアは、亡命を認めて、オーストラリアか第三国にと言っているし、バーレーンは、犯罪人引き渡し協定に従ってバーレーンに送還してくれと言っているし、タイも大変みたいです。

まあ、最近の流れからすれば、人権優先で点数稼ぎをしたい気持ちはあると思うのですが、バーレーンとの関係が悪化するのも困るしで、板挟み状態のようです。

それに、表に出せない事情もあるとかないとか。