2019年5月24日金曜日

タイの国民議会について

3月24日の選挙で、定員500名の下院議員のうちの498名が決まっていて、あと2名は、26日に行われるやり直し選挙で決まるそうです。

定員250名の上院議員は、すでに指名されて国王認証を終えています。

タイの国会議事堂は、今、新しい建物が建設中で、当初の完成予定日から大幅に遅れているそうです。

今までの国会議事堂から北に行ったチャオプラヤ河沿いに建設中だそうです。かなりタイらしい素敵な建物になるようです。

今日からの国会は、チェンワタナにあるTOTにある会議場を代理の議場として使うために、すでに改装も終わっているそうです。

今日の午後3時から予定されているラマ10世と王妃による国民議会開会式は、外務省の会議室で行われるそうです。

そして、場所をTOTの議場に移って、議長を選出するそうですが、機械での投票設備がないから、アナログで、賛成の人は起立して決めるようです。

国民会議の会期は120日だそうです。

誰が議長に選ばれるのか、そして誰が首相になるのかに注目が集まりますが、その前に、新未来党党首のタナトーンが、国民議会に参加できるのかどうかにも注目されています。

憲法裁判所の出した議員資格停止に、何が含まれているのかが、まだはっきりしないようですが、可能性としては、参加できないのではないかといわれています。

ただ、新未来党の推す首相候補の方は、下院議員である必要が無いので、そのままタナトーンが新未来党の首相候補でいられるようです。

11時から、各政党が当選議員たちによる最終的な会議をする予定のようで、特に、まだ態度がはっきりしない民主党が、どうするのかが注目です。

52名の当選議員中半数以上がプラユット首相を支持するのではないかといわれているそうです。

そして、タクシン派の政党からもプラユット支持に回る議員は出るだろうといわれていて、やはり注目は、新未来党で、一部のメディアの皮算用のように20名近くが支持に回るのかどうか、注目点です。

実際の所、政治の世界は、最後の最後までわかりません。政治家同士に真の友情はなく、あるのは利害関係だそうです。

12:50の時点でタナトーンは、白い制服を着て、他の議員たちと会場にバスで向かいました。開会式への参加がOKになったようです。

新未来党からは、LGBTの4人の議員たちが、現在の性の服装で、会議に参加するようです。

結局の所、タナトーンは、開会式に参列していましたね。新未来党党首という資格でなのか、前列にいました。

支持者たちを刺激しないように、徐々にフェードアウトするのがいいかもね。

TOTが臨時の議会になると、抗議集会があの辺でということも考えられるし、過去にもラクシー交差点での銃撃戦とかあったし、とにかく、過激なことは考えないで欲しいですね。