2019年5月24日金曜日

タイの医療大麻

まだ決定したわけではないですが、タイ威信党もプラユット首相を支持するようで、新政権でいくつかのポストを獲得しそうです。

タイ威信党は、選挙運動中から、医療大麻の栽培自由化を訴えてきています。ですから、新政権でも、医療大麻に関しては、いろいろな動きが出てきそうです。

医療用大麻は、嗜好品としての大麻とは違いますから、例え医療大麻の栽培が自由化されても、医療目的以外は、栽培も所持も使用も違法です。

医療大麻も、まだ、発展途上というか、完ぺきな研究や臨床が行われているわけではないですから、安易に考えると怪我をします。

日本は、医療大麻にも厳しいわけですが、それはそれで、国民を守っていると思います。でも、前向きに検討をしていくことは必要だと思いますけどね。

厚労省のページには、いろいろなことが書かれています。

大麻の害とされているのは、だいたいアルコール飲料と同じようなモノだと思われますが、アルコールには甘い日本です。

日本の大麻に関するアレルギーもいきすぎだと思いますが、でも、全く害がないとは思いませんね。

今日のタイのニュースでは、医療大麻(大麻オイル)の処方を受けていた老人が、なかなか寝付けないからと、舌の上に1滴オイルをたらして眠気を待ったそうです。

でも、眠くならないからと2滴3滴とオイルをたらし、気が付いたら、40滴くらいたらして、突然、気分が悪くなって、嘔吐したりして、家族がびっくりして、救急車を呼んで病院に行ったそうです。

意識がないので集中治療室に運ばれ、治療を行い、意識が戻ったところで、原因を聞いたそうです。

要するに、アルコールと同じで、過剰に摂取すれば、とんでもないことになるわけです。

医師からの処方を守らないと危険です。アルコールも、医師の処方箋が必要になってもいいかも。

アルコールと大麻の扱いに関して日本はダブルスタンダードだと思うし、危険を煽りすぎるのも逆に好奇心を湧かせることにもなるから、アルコールと同じようなモノだけど、アルコールは合法で大麻は違法だと説明した方がいいと思います。

そうすれば、どうしてなのかとか、いろいろな議論も生まれてくると思います。

覚醒剤と大麻とは、危険度が違うと思いますので、そのへんもしっかり説明すべきです。

大麻は、欧米などで合法化が進んでいますが、覚醒剤は、どこでも非合法です。

普通の若者なら、欧米で大丈夫なのに、何で日本はダメなのと思うでしょう。その説明をしっかりしないで、ただ、ダメだダメだでは、誰も納得できないと思います。