昨日は、上院の議長や副議長などが決まったそうで、今日は、今朝から、下院の議長選びがはじまっています。
とりあえず、仮の議長として、超ベテラン、チャイ・チットチョープ氏が、議長席に座っていますが、なんといってもご高齢です。まあ、話し方がのんびりです。
チャイ・チットチョープ氏は、タイ威信党の影のオーナーといわれるネウィン・チットチョープ氏の父親で、過去にも下院議長を務めてきています。
反タクシン派とタクシン派の議席数が均衡していることに加えて、実は、まだ、裏で、ポストの分配などで、もめているとか、反タクシン派の方が、なかなかまとまらないようです。
話がつけば、僅差であっても、反タクシン派が数で上回ると考えられているから、チュワン氏が議長に選ばれるのではないかといわれていましたが、その前に、時間稼ぎの議会の延期案が出されて、その議決で、また時間をとられていました。
今使われている議場は臨時の議場で、電気式の投票システムがありませんから、1人1人名前と議席番号を読んでから、延期案に賛成か反対かを問うので、500名近いわけで、時間がかかります。
一応全員が、賛否を表明したんですが、そのあとになって、トイレから戻った5~6人が、反対から賛成に変えるなどして、またもめました。
トイレというのが、裏での秘密の話し合いを意味するのかな?
一度賛否を表明しているから、変更はダメだとか、いや、まだ総計が出る前だから、変更できるとか、やり合っていました。
結局、変更する前の数で、賛成が246票、反対が248票、棄権が議長の1票で、会議は、継続となっています。
民主党と国民国家の力党の間で合意が出来ていないから、会議をダラダラと引き延ばしているような気もします。
民主党としては、国民国家の力党の内部でもめていると主張しています。国民国家の力党としては、スチャート氏を推しているんだそうです。
チュワン氏とスチャート氏の戦いなのか、それともポストの問題か?
もしかすると憲法改正の要求?
タイ貢献党は、ソンポン氏を推しているそうです。
最終的に、民主党のチュワンが下院の議長に決まったようです。
民主党は、プラユットには投票しないようです。