タイの新しい首相選出のための、いろいろな動きがあるわけですが、やはり、注目は、いまだ態度をはっきりさせていない民主党とタイ威信党でどちらも50議席を超えているので、タイ貢献党か、それとも国民国家の力党につくのかで、情勢は大きく変わります。
タイ威信党は、影のボス、ネーウィンの考え方や、獲得できる主要なポストによっては、どちらとも組む可能性を残していると思います。
20日に全体会議が予定されているそうで、その時に、ある程度の答えが出るかも知れません。
民主党は、過去の対立関係から、タイ貢献党と組む可能性は低いと思われますが、国民国家の力党にもつかず、独自の道を歩む可能性もあります。
その民主党ですが、今日、アピシット元首相に代わる新しい党首を選ぶ選挙が行われました。
結果は、副党首だったJurin Laksanawisitが、新しい党首に選ばれました。この結果を受け、民主党がどんな道を選ぶのかに注目が集まっています。
政治家も与党でないと、うま味は少ないわけで、国民国家の力党と組む可能性が高いと思われますが、一部、別行動をとることも考えられるようです。
とにかく、いろいろな駆け引きもあるでしょうから、急いで結果を出すと、タイ威信党の動きにも影響を与えるかも知れません。
民主党とタイ威信党が国民国家の力党と連立を組んで、プラユットが首相になったとしても、国会運営は簡単ではないでしょうし、万が一、タクシン派が連立を組み新しい首相を選んだら、これまた混乱が起きるかも。
とにかく、どんな結果になっても、平和であって欲しいなあ。