2019年5月12日日曜日

狂犬病は、恐ろしい

「日本の常識、世界の非常識」といわれることもありますが、世界には、日本とは違って治安の悪い国や衛生事情の違う国、そして、言葉だけではなく生活習慣や宗教の違う国があるから、日本の常識だけで、物事を考えると危険です。

それは、日本だけに限った事ではないわけで、こんな悲しいニュースがありました。

休暇で訪れていたフィリピンで、24歳のノルウェー人女性が助けた子犬にかまれ、狂犬病により今週亡くなったそうです。

わたしは、狂犬病の潜伏期間がそんなに長いとは知らなかったので、2月に噛まれて、今月亡くなったのは、なんか、不自然ではないかと思っちゃいました。

潜伏期間は、長く一定せず平均で1~2ヶ月を要しますが、時には7年間の例もあったんだそうです。

私は、今までに2回狂犬病の予防注射を受けています。いずれもバンコクで、犬に噛まれたからです。

最初は、青空マーケットで50バーツで買った子犬で、買ってしばらくして、お腹が張っているようで、お腹に触ったら、激しく泣いて手の指を少し噛まれました。

素性がはっきりしないから、すぐに動物病院に犬と一緒にいったら、医者からは、たぶん、寄生虫がお腹いっぱいいるのではないかと思うけど、もしも狂犬病なら、そのうち水を怖がり、2週間以内に死ぬでしょうといわれました。

そして、獣医から、「もしも、私がきみの立場なら、予防注射を受けます」といわれたので、別の病院に行って、狂犬病の予防注射を受けました。

経験のある人ならご存じでしょうけど、噛まれたあとの狂犬病の予防注射は、5回に分けて行われます。

もう一回は、数年前に、首輪をした飼い犬と思われる犬が近づいてきたので、つい手をさしのべたら、そこを噛まれました。


このときは、出血もしたし、とにかくすぐに病院に行って、治療を受けました。

破傷風の予防注射と狂犬病の予防注射で、4000バーツ以上かかりました。破傷風も、確か3回くらい注射が必要でした。

治療を受けてから、犬の所に戻って、その犬の飼い主と思われる人と話をしました。

そしたら、その犬は、野良犬で、可哀想だからエサをやっているだけで、うちの犬ではないと主張しました。

あとから知ったんですが、よくある話だそうです。


この写真は、別の日に行って写真に収めたのですが、ちゃんとつながれていました。

とにかく、うちには無関係と、話にならないので、警察に行って、間に入ってもらったところ、警官は、相手の味方をしたんですよね。

頭にきたから、野良犬なら、保健所に行って、処分してもらうといってみましたが、のれんに腕押し、やりたければやってみなという感じで、ま、自分の油断もあったし、こんな事で殺生はしたくないからと泣き寝入りでした。

ネコも狂犬病に感染するそうで、うちの4匹の猫には、定期的に予防注射をしています。

海外では、ゼッタイに野良犬や野良猫などには触れないのが鉄則です。

万が一噛まれたら、すぐに病院に行く方がいいです、命は、ひとつですからね。

ちなみに狂犬病は、英語でRabiesです。