いよいよ明日から、新しい連立に向け、タクシン派も反タクシン派も、裏工作が激しさを増していきそうです。
タクシン派は、ずっと枕詞として、民主主義の政党と言ってきていますが、民主主義ではないと思います。反軍政ならいいですけどね。
タイ威信党が、経済関係の大臣ポストを要求しているのに対して、バランプラチャーラット党が、美味しいポストを独占しようとしていると、もめているそうです。
民主党も、15日に新しい党首が決まり、党全体としてバランプラチャーラット党と連立を組むのか、それとも党が分裂するのかとか、言われているようです。
そんな中、タクシン派としては、首相のポストを出してまで、タイ威信党や民主党と手を組もうとしているようです。
タイ威信党の党首アヌティン・チャーンウィーラクーンを首相にというのは、わかるけど、あれだけ、批判し続けてきた民主党のアピシット元首相と手を組んだから、赤シャツなど支持者たちが納得しないのではないかと思います。
そこで、タクシン派は、中心のタイ貢献党ではなく、新未来党を中心とした連立にアピシットを取り込んで、とにかく、プラユットの政権が誕生することを阻もうとアピールしているようです。
まあ、現実味はないと思うけど、とにかく、どんな手を使っても、軍政は許さないという姿勢を見せているのでしょうね。
以前から言われているラマ10世に近い枢密院のアンポーン氏を国家統一政府の首相にするといった案も、まだ生きているようですし、明日から、どんな動きになっていくのか、興味深いです。
新未来党のタナトーンとピヤブットの二人は、結局、このまま無事に下院議員になれるのかな?