日本では、年金の話題がホットなようですが、タイにも年金があって、今から20年くらい前に強制的に社会保険に加入させられたと記憶します。
指定された病院で、指定された金額までは無料で診察や薬代が無料になります。
年金としては、15年間が満期で、満期になると、55歳から毎月最高3000バーツの年金が支給されるそうです。
私の場合には、満期になる前に仕事を辞めたので、その時に、一括での支払いを受けました。記憶が定かではないですが、10万バーツ(約30万円)くらいもらった記憶があります。
詳しいことは、こちらに書かれています。
その後は、個人で、毎月432バーツを支払い続けていて、医療費は、同じようにカバーされます。
この社会保険は70才まで加入し続けることが出来て、70才になると、また、支払金額の応じての一括年金を受け取れるとの説明を受けています。
個人で働く人も多いので、そうした人用に医療保険や老齢年金もあるそうですが、外国人が使えるのかどうかは知らないです。
一定金額まで、すべての医療費が30バーツという制度をタクシンが始めたのですが、この件でも、タイ貢献党から首相候補とされたスダラット女史が厚生大臣を務めていた時に、汚職があったのではないかと囁かれていました。
結局、バラマキ制度には財源が必要ですし、医療の世界には、いろいろな闇もあるそうですから、政府の指定病院リストから外れる病院も多いとか、問題はあるようです。
いずれにせよ、タイの社会保障も、老人の増加で、支出が増えていくので、どこまで維持し続けていけるのか、問題はあるようです。
選挙で勝つためには、どこの国でもバラマキも必要だし、増税は難しいわけですね。
海外で暮らす日本人としては、歳をとってからの医療費は、大きな問題で、若い時からいろいろと調べておいた方がいいと思います。