2019年6月2日日曜日

タクシーの運転手の話

普段は地下鉄と徒歩が多いのですが、昨日は、タクシーに乗りました。

タクシーを待っていたら、私のたっているところから30メートルくらい離れたところで、タクシーがパーキングランプを点滅させて、乗客を降ろし、そのまま私の所に来て止まりました

私は、助手席側の窓越しに、運転手に行き先を告げて、OKをもらって乗車しました。

そして、タクシーは発進したのですが、その瞬間、後ろにいた別のタクシーが、クラクションを鳴らしながら追い越していったので、私の乗っていたタクシーの運転手が、カッとして、追いかけていって、横に並んで窓を開けて、なんか用があるのかと叫びました。

叫ばれたタクシーは、無言でスピードを上げて走り去りましたが、私の乗ったタクシーの運転手は、怒りがおさまらないようで、同じタクシー運転手同士なのに、乗客を拾う時間くらい待てないのかとか、喧嘩を売るんだったら、逃げるなとか、まあ、いろいろと独り言を言っていました。

私としては、まあまあ、落ち着いてといったんですが、その程度では怒りはおさまらず、しばらく、私に向かって、走り去った運転手の悪口をいろいろと言っていました。

この間の川崎市・登戸の包丁を振り回して子供たちに切りつけ、自分も自殺した事件の後、テレビなどで、コメンテーターが、「死ぬのなら、1人で死ぬべきだ」といったことに対し、そんなことを言ったら、同じように悩みを抱えて自殺を考えている人が、同じような犯罪に走る可能性があるから、「1人で死ね」なんて言わないで欲しいと発言して、炎上したわけですが、発言するタイミングというのもあって、いくら、正論が含まれていても、反発を招くような発言は、賢明ではないわけです。

怒っている人をなだめるのは、なかなか難しいわけで、とにかく、しばらくは、反論せず、話を聞くことにしました。

そしたら、あんた日本人だろと言ってきて、一つ聞きたいことがあるんだけど、聞いていいかいというので、いいよと答えました。

質問は、日本人は、外国人が嫌いだっていうのは本当か?と聞いてきました。

私は、昔に比べて、今は、外国人も多くなっているし、田舎で外国人が少なくても、そんなに嫌ってはいないと思うと答え、もちろん人それぞれで、中には嫌いな人もいるだろうけど、それは、どこの国でも同じだと思うと伝えました。

なんか、日本で働いた経験がある知人がいるのか、いろいろと知っているようでした。

そしたら、今度は、オーストラリアのアジア人差別は、どう思うとか、欧米人の悪口がはじまりました。

自分の国では生活が苦しいからタイに来て、札びらきってえらそうだとか、自分たちが上で、タイ人を見下しているとか。

全く無視も出来ないし、反論は危険だし、同意しながら、早く家に着かないかとそればかり考えていました。

タイ人は、優しいから、外国人にも優しいねとか、タイ人のいいところを持ち上げて、何とか家に着きました。

今は、ネット時代で、多くの人たちが、ネットで、いろいろな情報をゲットしているし、いろいろな意見も知っています。

イライラしている人もいるし、人間関係もなかなか難しい世の中ですね。