2019年7月19日金曜日

あさイチ 久米宏さん

今日のNHK「あさイチ」に久米宏さんが登場して、いろいろな話を聞くことが出来ました。

さすがに話は上手で、メディアの第一線にいる人ですから、おもしろい話もたくさんありました。

民放の人ですから、NHKに対しては批判的なんだそうで、「人事と予算で、国家に首元を握られているのは間違っている」との発言には、これから賛否いろいろではないかと思います。

NHKは民放なるべきだということで、「もしNHKが民間放送になり、スポンサーを集めたら、他の民放は全滅ですよ。だから1社でNHKが民放になるのは無理ですから、多分JR方式になると思うので、分割されると思うんです。」との意見でした。

久米さんは「政府を強烈に批判する放送局があってしかるべきなんですよ」と言っていました。

「アンチ政府、アンチ国家の放送局、新聞があってしかるべきなんですよ。だいたいみんな同じになって。すっかり流行語になった忖度みたいなところで、よくないと思いますよね。」

私は、この辺は、少し違った意見です。

日本の場合には、戦後の長い間、テレビや新聞が、アンチ政府・アンチ国家でありすぎたので、反自民の政権も生まれましたが、思っていたような政権ではなく、その反動で、民主党政権後は、かなり右に揺れているのではないかと感じます。

それに、安保世代の「団塊の世代」前後に、左翼的なリベラルが多く、その反動で、若い世代が政治に無関心になり、どちらかと言えば、保守化しているのが現実だと思います。

ようするに、久米さんたちが、テレビやラジオで反政府的な意見を大声で語りすぎたことも原因だと思いますね。

戦争反対やアンチ与党はいいですが、アンチ国家はまずいでしょう。ここが非常に重要なポイントだと思います。

売国や反日は、軍国主義や独裁政治と同じようにダメですね。

ラジオに関しては、永六輔さんがよかったです。

久米さんは、永六輔さんや落後の古今亭志ん生さんの話術の影響を強く受けている印象でした。