2019年8月5日月曜日

EEC(東部経済回廊)

今日は、こんなメールが大使館より届いています。

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インターネット上の情報によれば,8月5日(月)11時から,首都バンコクにおいて,EEC(東部経済回廊)に反対するグループによる集会が開催される予定です。場所は,タイ政府首相府前とのことです。

つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,可能な限り会場及びその周辺には近づかない等,安全確保に十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

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EEC(東部経済回廊)とは、バンコク東部のチョンブリー、ラヨーン、チャチェンサオの3県にまたがり、電気自動車やプラグインハイブリッド車といった次世代自動車をはじめ、医療、航空、ロボットなどのハイテク産業の特定業種の投資促進と陸海空インフラなどを一体的に開発する構想だそうです。

EECは大きく2分野に分かれていて、一つはインフラ開発で、バンコク首都圏とEECを結ぶ高速鉄道やデジタルパークの新設、既存のレムチャバン港、ウタパオ空港、マタプット港の拡張・近代化などが主要プロジェクトとなっています。

もう一つは産業振興であり、自動車、電子、農業、食品などの既存産業の高度化と、デジタル、航空、ロボット、バイオなど新産業の育成がターゲットとなっていいます。

日本はもともと、この地域の発展に力を注いできているわけですが、最近は、中国が一帯一路政策にこのプロジェクトを含めようと画策しているようです。

詳しくは、こちらを読んでみてください。


専門知識は無いですが、このプロジェクトに反対する人たちがいるということは、利害の対立する人たちがいるということで、中国と親しい関係の今の政権ではない人たちと考えられます。

誰がなんのために抗議をするのでしょうね。