2019年10月6日日曜日

変わりゆくラチャダー

50年くらい昔のタイのイメージといえば、タイ式ボクシングとタイ古典舞踊くらいで、タイ式マッサージもタイ料理も、まだそんなに有名ではありませんでした。

暗くなってからの話題では、GoGoバーとか日本ラウンジとか、マッサージパーラーなども徐々に有名になってきた頃だったと思います。

バンコクの中心といえば、シーロムロードとかスクンビットで、それ以外は、まだまだ田舎という感じでした。

日本大使館があったのは、アソークとペブリ通りの角でしたが、そこから北への道は、もう田んぼの中の一本道といったイメージでしたが、バンコクの発展とともに、徐々に建物も増えていきました。

そんな一本道が、ラチャダー・ピセーク通りで、ヤオハンが角にあって、ジャスコがあって、大きな野外レストランのタムナックタイがあったり、まあ、賑やかになりました。

そして、もう少し北に行ったところには、巨大なソープランドがいくつも出来て、ラチャダーといえば、マッサージパーラーというイメージになりました。

ポセイドンとかシーザーといった高級店もありましたし、ナタリーとかエマニュエルとか、日本の遊び人たちには人気でした。

そんなラチャダーですが、一時はヤオハンが消え、ジャスコもなくなり、東急も閉め、ロビンソンもなくなったり、一時は、寂れるかと思われましたが、ラチャダーには、中国大使館も韓国大使館もあるためか、韓国人や中国人が住み始めて、ついに、フアイクワン地区は、第2の中華街かといわれるくらい、中国系の店やレストランが増え、コンドミニアムも増えました。

不動産価格も上昇し、マッサージパーラーよりも、コンドミニアムといったオーナーもいるのか、徐々にマッサージパーラーも閉店になるところが出ているようです。

 在りし頃のシーザー

今はコンドミニアムに

警察の手入れも、年々激しくなってきていて、とくに18才以下の女性が働いていたり、ミャンマーや中国など外国の女性が働いていたりすると手入れで閉鎖に追い込まれることもあるのだそうです。

一時は日本の遊び人の間で人気だったナタリー



2016年に未成年売春と人身売買により手入れをうけ、
閉鎖に


その後、2019年になって工事が始まりました



2019年10月現在、こんな感じになっていますが、
営業はしないようです。

ほかにも閉鎖の噂がある店があるそうですが、また、近くを通りかかった時には、写真を撮っておこうかと思います。