中国とか韓国とか東南アジアといえば、コピー製品で有名なわけで、旅行にいってお土産にと軽い気持ちで日本に持ち帰ると、時には没収とか、量によっては罰金とか、なかなか厳しい罰をうけてしまいます。
バンコクの場合には、タイ国内で作っているモノもあるそうですし、中国や韓国などからの密輸もあるそうです。
バンコクの場合には、中華街のサンペーンレーンとかプラトゥーナームとかチャトゥチャックとかに行けば、いろいろなコピー製品を売っている店があります。
衣類からバッグからアクセリーなど、いろいろなモノを売っているから、違法ではないような気がしますが、タイでもしっかり違法です。
著作権は、法律で保護されているから、著作権を持っている人から訴えられると、大変です。
タイと日本の間には、ウルトラマンの著作権に関するトラブルもありました。
とにかく、タイの人たちは、いろいろなキャラが大好きで、人形やらフィギュアやらステッカーなど、いろいろなモノがお手頃な価格で売られています。
違法ですから、時々手入れもあるのですが、裏で袖の下を払っているのか、意外と堂々と商売をしている人たちが多いです。
でも、欧米からの圧力もあるので、定期的に、大型ローラーで取り締まった違法なコピー製品をぶっ壊したり燃やしたりしている映像をニュースで流しています。
このところニュースになっているのが、東北タイ最大の都市コーラートの15才の女性とたちが、お小遣いを稼ごうと今月11日のロイクラトーン祭り用のクラトーン(小舟のようなモノ)を作って、それに有名キャラの切り抜きなどを貼り付けてネットで1個17バーツ(約60円)で売っていたんだそうです。
そしたら、アヤシイ係官が登場して、著作権に違反しているから罰金だと言って、5万バーツ(約17万円)を請求し、もし払わなければ刑務所だと言ったんだそうです。
実際には、子供の母親が値切って5000バーツで手を打ったそうです。
それで、いろいろな人たちが、いくら違法だからといって、15才の少女たちが小遣い稼ぎでやったことなんだから、やりすぎじゃないかと非難の声をあげています。
だって、ロイクラトーン祭りは、年にたったの1回ですし、17バーツで売っているのですからね。
コピーとしても手作り感満載の出来で、コピー製品とは言えないレベルだと思います。
いつも思うんですが、世の中には、もっと悪い奴らがいっぱいいるのに、そうした巨悪を捕まえたりすることは、ほとんどないわけで、弱者ばかりを狙っているような気もします。
こんなニュースが出ると、私もやられたといった人たちが出てきますが、そういった人たちの中には、少し意味の違ったホンモノのコピー製品を売っている人たちもいたりして、悪いのは取り締まる側だと言い始めたりもします。