毎年火事の話題といえば、インドネシアやアメリカの山火事の話題ですが、今年は、オーストラリアが、大変なようです。
インドネシアなど、東南アジアでは、焼き畑農業といって、枯れ木や枯れ草を焼く野焼きが盛んで、焼いたあとには、また新しい生命が宿ると信じられているそうです。
ところが、火も生き物で、時には制御不可能になって燃え広がって、大きな被害を出すこともあります。
インドネシアからの煙が、シンガポールやマレーシア、そしてタイにまでやってきて、Hazeといって恐れられています。
時には飛行機も欠航となるし、学校が休みになることもあります。
山火事の原因もいろいろで、人間の失火によるモノもけっこうあるようです。タバコとかたき火とか。
オーストラリアでは、すでに25名が火事の原因を作ったと逮捕され、最高刑では25年の懲役もあるそうです。
しかし、今回の火事の犠牲は、とんでもないことになっていて、5億匹の野生動物が焼け死んだといわれているし、すでに燃えたところの広さは、ニュージーランドの国土に匹敵される広さだともいわれています。
南半球は今は夏で、今年は、猛暑もあって、草も枯れ、地表の温度が高いのだそうです。
だから、ちょっとしたことから火が燃え広がっているのだそうで、火事から離れたところでも、すでに煙のニオイが充満しはじめているそうです。
カンガルーやコアラがかわいそうです。特に、コアラは、動きも俊敏ではないでしょうし、犠牲になりやすいのではないかと思います。
枯れ草や木を切って、燃えるモノをなくすとか、空中から消火剤をまくとか、できることはやっているのでしょうけど、自然の力は、恐ろしいわけです。
地球の温暖化の問題は、いろいろと言われていますが、火事には、みんなで気をつけないと、ほんと、マジ怖いです。