イメージ的にはベトナム戦争やパテトラオやクメールルージュの国です。
1980年代の中頃だと思うのですが、当時付き合っていたタイの女性とパタヤビーチに車を運転して遊びに行きました。
当時は、パタヤのもう少し南にあるバンサレーというところによく魚釣りに行ってことはありましたし、もう少し先のライヨーンにも行ったことがありましたが、その先のチャンタブリにはまだ行ったことがありませんでした。
チャンタブリーといえば、宝石の街ですし、カンボジアとの国境もあります。
パイリンと言われるサファイヤなどが発掘されるので、イメージとしては、西部劇に出てきそうなところです。
パタヤからバンコクに帰ろうとしたら、彼女が、田舎のおばあちゃんに会いに行きたいと言い出したので、時間もあるし、言われるまま、国道を南下して、チャンタブリーから、おばあちゃんの住む国境の町クロンヤイまで行きました。
当時のクロンヤイは、田舎の港町という感じでしたが、国境まで4キロということで、夜になると、カンボジアの方から砲弾の音が聞こえてきました。
つい2~3日前に、カンボジアから逃げてきたカンボジア人に向けて、銃撃があって、死傷者が出たという話は、かなり生々しかったです。
とにかく、なんか、歓迎されちゃって、蚊帳の吊ってある部屋で寝たんですが、その前に、お寺で夜祭りがあるというので出かけたところ、リゲーという、タイの大衆歌劇をやっていました。
こちらの方のサイトに写真や説明があります。
当時のタイの田舎には、日本人はほとんどいなかったんだと思いますが、リゲーの人たちとも仲良くなって、舞台裏を見せてもらえました。
翌朝、バンコクに戻る前に、クロンヤイの海岸を見に行ったのですが、不思議なことに、タイ側の海は、真っ黒なのに、カンボジア側の海は、真っ青でした。
今のカンボジアは、中国人がいっぱいで、ものすごく発展しているらしいので、海の色も変わってしまっただろうな。