2020年3月14日土曜日

タイのお猿さんの話

バンコクの北150キロほどの所にある、クメール遺跡の残る街ロッブリーは、ひまわりの花畑やお猿さんの街としても有名です。

ロッブリーの中心にあるクメール遺跡(プラ・サン・ヨット寺院)付近には、200~700匹の猿のグループが4つあって、縄張り争いを繰り返しています。

クメール文化では、お猿さんは、「神の使い」として信じられているので、お猿さんたちは普段からやりたい放題です。

インドの有名な「ラマヤナ物語」でも、サルのハヌマーンは、重要な登場人物です。

最初は、プラ・サン・ヨット寺院にお参りをして、お供え物をした果物や飲み物をサルがいただいちゃったそうですが、住民たちや観光客が、果物やお菓子などをいっぱい食べさせるようになり、中には肥満体のお猿さんもいるそうです。

ここのお猿さんには、人間の髪の毛を使って歯を磨くお猿さんもいるそうです。

南タイには、牡蠣を石を使って割ってたべるカニクイザルというお猿さんもいるし、なかなかの知恵ザルたちのようです。

今回、テレビニュースとなったのは、観光客が与えたヤクルトをめぐった複数のグループによる奪い合いの集団闘争が勃発したんだそうです。

武漢肺炎の影響で、どこも観光客が激減ですから、お猿さんたちももらえる食べ物が減って、空腹だったのかもね。

なんでも、お猿さんたちは、よく冷えたヤクルトが大の好物なんだそうで、みんなよく冷えたヤクルトを飲みたいので、奪い合うそうです。


ニュースによると、ここにいるサルの一部は、時々、列車に乗って、サラブリという街まで遠征に出かけ、そこのお猿さんたちと戦って、雌ザルを連れ帰ることもあるそうです。

笑っちゃいますね。

ところで、お猿さんは、武漢肺炎には感染しないのだろうか?