・海外生活においては,常日頃から安全対策を積極的に心がけていただくことが大切です。
【防犯上の注意点】
・外出時には,カバン類は前に持ち,ファスナーは必ず閉める。
※後ろ向きにカバンを背負っていたり,斜め掛けをしていると気付かないうちに,カバンを開けられ貴重品を盗まれます。また,バイクでのひったくり被害に遭遇する可能性もあります。
・財布,スマートフォンや旅券等貴重品は,カバンの外ポケット等の容易に取り出せる箇所に入れない。
※かばんの外ポケットなど,取り出しやすい箇所に入れている貴重品は,窃盗犯にとっても容易に手が届きます。また紛失する恐れも高くなります。
・高価な物は身に付けない。
※犯人は,相手にけがをさせてでも,目に付けたものを奪おうとします。
・見知らぬ人に話しかけられたり,抱きつかれたりしても所持品は肌身離さず携行し,絶対に注意をそらさない。
※注意をそらされているうちに,大事な所持品を盗まれます。いわゆる「日本円見せて」詐欺にも注意が必要です。相手は手品師のように現金を奪って逃げます。
・「歩きスマホ」や「歩き音楽プレーヤー」をしない。
※注意散漫となり,交通事故の恐れもあります。
・夜間,人通りのない暗い道を単独で歩かない。
※ひったくり,強盗,性犯罪や交通事故等の被害に遭う可能性があります。
【防犯の基本的心構え】
・近づかない
「危険な場所」には不用意に近づかない,夜間の外出や無用な一人歩きを避けるという心がけが大切です。タイ,特にバンコクにおいては,歓楽街や繁華街やスラム街が混在します。それらに近づかなければ,犯罪被害に遭う確率は格段に下がります。
・慌てない
不幸にも犯罪被害に遭った場合の対処です。先ずは,生命と身体の安全を第一に考え,場合によっては,犯人の要求に抵抗しない態度を示すことが必要です。なお,その際,後に警察に被害届を出すときのために,犯行の状況や犯人の特徴などをできるだけ記憶し,鮮明化しておくことが大切です。
・楽観視しない
一般的に他の外国と比較して,「タイは安全,治安が良い」と言われていますが,それでも日本国内と比較すれば,市街地におけるスリ・詐欺事件などの犯罪から,時には,発砲事件,爆発事件等に至るまで,様々な事案が多く発生しています。「タイなら大丈夫,安全」と自分の中に勝手な安全基準を持って,タイの犯罪情勢を楽観視してはいけません。
【タイでの安全のしおり 令和2(2020)年版】
https://www.th.emb-japan.go.jp/files/000207735.pdf
【ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル】
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り,ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)