2020年10月5日月曜日

新型コロナの話

10月に入り、北半球は、これから寒くなっていくわけで、感染者が増えるのか、不安もあります。

今までの10ヶ月を振り返ってみると、最初は、ものすごい疫病が流行ってきたと、みんな不安でいっぱいでした。

空気感染するのか、感染したら死ぬ可能性が高いのか、いろいろなことが言われました。

最初の頃は、インドの感染者が少ないのは、カレーを食べているからだと、カレーがよく売れたそうですが、今では、インドの感染者は、6,623,815人と、米国に次いで世界二位です。

その次に大きな話題となったのが、BCGの接種で、日本株など、昔のBCGを接種している国は、感染者が少ないという説でした。

この可能性は、今でも生きているようです。

最近出てきたのが、ネアンデルタール人のDNAを持っている人たちが、感染すると重症化しやすいという説です。

アジア人に比べて欧米人が、感染者も死者も多いので、もしかするとといわれているようです。

ちなみに、インド人は基本アーリア人でヨーロッパの人たちと同じ系列です。

治療薬に関しても、いろいろな薬が効果があるのではないかと期待されてきましたが、間違いなくこれだという薬はまだ無いようで、結局対処療法が精一杯のようです。

抗体に関しても、感染して抗体が出来ても、変異したウィルスには効果がないとか、抗体は、長持ちしないとか、いろいろな話もでていて、それなら、ワクチンが出来たとしても、そんなに期待できないかもしれないという話もあります。

ワクチンには、副作用もあるわけで、新型コロナウィルスには、そんなに効果がないのに、副作用の方が効果抜群だったら困っちゃいますね。

インフルエンザのワクチンだって、そんなにすごい効果はないようで、ワクチンを接種しても感染する人はいます。

日本人は、すでに昨年から弱毒性の新型コロナに感染した人たちが多いので、抗体を持っていて、集団免疫が形成されている可能性もあるという説もあります。

だから、感染しても、無症状や軽症の人たちがほとんどだという説です。

こうした説は、しっかりしたエビデンスがないと、かえってリスクを高めるという人もいます。

安心してしまって、無防備になるのは確かに怖いでしょうね。

結局は、自分に出来るマスクと手洗いと、大声を出さないで、基礎免疫や体力を落とさないよう、休養と栄養をしっかり取ることでしょうね。

今日までの日本の感染者数は85,339人で、死者の数は1,597人だそうです。

信じがたいですが、中国の感染者よりも約100人少ないだけですし、死亡者も3000人少ないだけです。

まだ鎖国状態の国も多いですし、観光業や飲食業など、なかなか大変な状態が続いています。

行きたい国に行けないという移動の自由がない状態は、共産主義の国でもない限りなかったことで、今までの自由のありがたみをしみじみと感じますね。

大使館も、以前は、当日すぐにもらえた証明書が、中2日とか中6日とか、二度手間になってしまっています。