やっといろいろな専門家もタイの反政府集会について説明をしてくれています。
2020年政治対立の主な参加者・団体がわかりやすいです。
青木さんのお考えでは、「タクシン」「赤シャツ」に象徴される従来の政治対立を越えて、より広い人々の間で、より大きい問題を提起しながら展開しているとのことですが、私は、そうではないと思っています。
やはり、「タクシン派=タイ貢献党」が、背後にはいるし、「赤シャツ」も内部分裂はしているものの、今回の反政府運動にかなり加わっていると思います。
そして、元新未来党のタナトーンやピヤブットなどもこの学生運動を裏から応援しているというか、悪くいえば学生たちを洗脳しているように見えます。
今のままでh10年間の政治活動が禁止されていますから、政府に圧力をかけて、なんとか4月の選挙管理委員会と憲法裁判所の出した決定を白紙に戻させたいようです。
なぜなら、学生たちの要求は、最初は「政府批判に対する脅迫の停止」「国会解散」「新憲法の制定」の3つだったのに、その後、「プラユット首相退陣」「国会の開催」「王制改革」「逮捕された学生リーダーたちの保釈」に変わり、それが【24日の22:00までのプラユット首相の辞任要求】になりました。
そして26日にはドイツ大使館に大集団で行って、要望書を大使に手渡したようです。
内容はといえば、ラマ10世のドイツからの出入国に問題はなかったのかとか、ドイツ国内からから人道上の観点からドイツ国内多タイや近隣国で失踪している人たちへの関与について調査して欲しいとか、タイの政治に介入することはドイツの法律に触れないか、ラマ9世からの遺産に対しては、ドイツに送金された分への相続税は適性なのかなど、ラマ10世に関することばかりのようでした。
タイの王制改革をしようとしているのは、タクシン派やその一味、そして、左翼の学者やメディアでしょうね。ラマ10世だけでなくラマ9世も批判しているようです。
タクシンはラマ9世に嫌われたから、国外に逃亡をしていると思っている人たちがいるようで、彼らが、コソコソと、ラマ9世を誹謗するデマをネットに流しているようです。
こうした人たちによって、学生たちは、これから追い詰められていく可能性があると思いますね。
赤シャツは、アピシット政権の時に軍の強制排除で犠牲になった人たちの敵討ちで、軍や黄色シャツを敵だと思っています。
当然野党の政治家たちも、自分たちの利益のためには、裏から支持をしているでしょうね。
でも、現在の国会の勢力図や憲法や選挙に関する法律を変えないかぎり、何をしても、無駄でしょう。
万が一、国が乱れたら、軍が出てくるでしょうしね。
学生たちの頼みの綱は、外国のメディアですから、彼らが喜びそうな戦略をとっているようです。
メディアは取り上げるでしょうけど、各国の政府は内政干渉まではしないと思います。
内政干渉してくるのは、日本でもやっている国連関連の人道団体とかNGOなどでしょうね。
専門家ではないから、当たるも八卦の言いたい放題です。