2020年11月29日日曜日

海外で日本のテレビを見る

 はじめて海外に出たときには、日本との通信は手紙でしたし、日本の新聞などは宝物で、日本の新聞が置いてあるという日本航空の事務所とか日本人会などに行ったときに、むさぼるように読んだものでした。

文庫本とか週刊誌とか貴重でした。

ロンドン滞在中、日本人会主催の日本の映画上映会があると知り、出かけ、「フーテンの寅さん」と「恍惚の人」を見て感激でした。

テレビ番組などは、ビデオテープを日本から送ってもらっているレストランとかに行かないと見る事が出来なかった時代です。

そのうち、そういったビデオをレンタルできる店も出てきました。法律的な問題はあるのでしょうけど、見たい人が多いですから、いい商売をしていました。

でも、やはり取り締まりもあるわけで、閉店と開店を繰り返しているような感じでした。

そのうち、ケーブルテレビと契約をすれば、NHKワールドとか、NHKプレミアを見る事が出来るようにもなりました。

でも、民放を見る事は出来ないわけで、需要があるところには、供給する人が出てきます。

インターネット回線で日本からテレビ放送を現地に送り、それを契約者に提供するビジネスのようですが、個人的に契約したことがないから、詳しいことは知らないです。

日本の実家などにSlingboxを設置して、インターネット経由で日本のテレビを見ることは、灰色で違法ではないようだったので、利用していましたが、なんか、徐々にサービスを停止するような話も来ています。

ネットには、中国とか韓国のサイトで、日本のテレビ番組をアップしているところもあるわけですが、それはやはり違法のようで、時々閉鎖されて、また別の所に移るようです。

エロ関係でもそうなんですが、個人がこっそり楽しむくらいなら、違法でも捕まったり罰金を取られたりしないのですが、それも、徐々に厳しくなっていく傾向はあるようです。

ネットでいろいろと見ていると、ネット経由で、日本のテレビ放送などを見るためのBOXを売っているようです。

私が以前購入した器機の進歩系のようですが、一応、売る時点では、ソフト関係は入っていなくて、購入者が、自分の責任でソフトを入れて利用するというシステムのようです。

購入者のサイトを読むと、自分でいろいろと調べて、問題を解決できる好奇心と知識のない人には難しそうですし、購入方法とか使用法とか詳しい説明をすることが違法なのか、そういった説明サイトもほとんどないようです。

ネットの世界は、エロ路線でも海賊版路線でも、イタチごっこです。