2022年1月22日土曜日

ビートルズとインド

 NHK BSで「ビートルズとインド 前編 出会い」 と「ビートルズとインド 後編 蜜月と決別」 というドキュメンタリーを今月初めに2週連続でやると知って楽しく見ました。

ビートルズがインド音楽やインド哲学の影響を強く受けていたことは、当時から有名でしたが、詳しいことは知りませんでしたから、非常に興味深く見ました。

ビートルズは、アマチュア時代には、チェックベリーとかエルビスのコピーをしていたそうで、ドイツのハンブルグ時代の写真を見ると、髪形も服装もまさに不良っぽいロックンローラーでした。

それがデビューすると、いい子のお坊ちゃま風な服装になって、曲もポップなものになっていました。だから、多くの裕福な若者たちに受け入れられたのかも。

それが、ヒゲを生やしたり、スタジオ内で複雑な楽曲を作ったりするようになっていったわけですが、そうしたこととインドとのつながりがよく理解できました。

当時のビートルズメンバーたちの交友関係なども、多少はわかりました。

ローリングストーンズのメンバーとはお友達だと知っていましたし、ドノバンとの関係も知っていましたが、ビーチボーイズのマイク・ラブもインドで一緒でしたし、女優のミア・ファローと妹のプルーデンスもいて、彼女を歌った曲もホワイトアルバムに入っていることを知りました。

インドでは、多くの曲ができたようです。

当時の音楽界は、アメリカの影響力が強かったのですが、ビートルズやローリングストーンズなどの力で、イギリス音楽も世界中で有名でした。

チェックベリーの「Sweet Little Sixteen」をまねたといわれるビーチボーイズの「サーフィン・U.S.A.」からビーチボーイズは、精神世界を歌う曲に代わっていったそうで、有名なのが「神のみぞ知る」で、クラシックの影響を受けているといわれています。

ポールマッカートニーは、大きな影響をこの曲から受けたといっているそうです。

確かに、ビートルズもスタジオで曲作りをして、多くの曲でシンフォニーを取り入れています。

ビートルズの傑作アルバムの筆頭といわれる「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」とローリングストーンズの「SATANIC MAJESTIES」もちょっと影響を受けているような気もします。

「SATANIC MAJESTIES」はあまり評判がよくありませんでしたが、私はアルバムも買ったし、「She's A Rainbow」なんか名曲だと思います。

とにかく、ビートルズがインドに影響を受けたことで、世界中の多くの人たちがインドに興味を持ち、ヒッピー文化などもいろいろな分野で花を開かせたと思います。

最近のヨーガなども当時の流れです。

再放送もあるらしいので、興味のある人は見て損はないと思います。