2022年7月27日水曜日

車の話

 タイで初めて自分で運転をした車は、会社のかなり古いカローラでした。

ブレーキの利きは悪いし、運転にはかなり神経を使いましたが、このカローラで、パタヤには何度も行ったし、600キロ以上離れたチェンマイにも行きました。

当時は、バンコクらからチェンマイに行くまでに2か所ほど検問がありました。パスポートと国際免許証を携帯していたから、問題はありませんでしたが、異国での検問はドキドキしました。

途中スコータイで一泊して、地図を片手に遺跡を観光しました。地図を見ながらの移動はヨーロッパでの経験があるので、全く不安はなかったです。

1980年前のタイはすでに道路標識に英語が併記されていて、とても便利でした。

ベトナム戦争当時に、タイの道路がかなり整備されたと聞いていました。

ボロい古い車ですし、タイで初めての長距離ドライブで、神経がすり減りました。

スコータイのモーテルのようなホテルでは、ホテルのボーイに勧められてマッサージを体験しましたが、部屋に来たのは60代のおばあさんで、マッサージは上手でした。

一応全身のマッサージが終わったときに、おばあさんが、腰が楽になるからと、突然、私の睾丸付近のマッサージを始めました。

これにはびっくりしましたが、あとから、チャップカサイという、タイマッサージの秘技なんだと知りました。

性的なマッサージではないですし、なんといっても田舎のおばあさんですから、妙な気持ちは起きませんでしたが、いい体験でした。

今から思うと、あんなボロい整備不良車で、事故も故障もなく、無事にバンコクに戻ってこられたのは奇跡のような気がします。

タイ国内を自分の運転で行ったのは、北はチェンマイの北にあるチェンライ、メーサイ、チェンセンですし、南はホアヒンまで。西はカンチャナブリ、東はクロンヤイです。

ベトナム戦争は終わっていましたが、まだカンボジアでは内戦も続いていたころに、クロンヤイに行ったのは、いい経験でした。