タイで初めて自分で運転をした車は、会社のかなり古いカローラでした。
ブレーキの利きは悪いし、運転にはかなり神経を使いましたが、このカローラで、パタヤには何度も行ったし、600キロ以上離れたチェンマイにも行きました。
当時は、バンコクらからチェンマイに行くまでに2か所ほど検問がありました。パスポートと国際免許証を携帯していたから、問題はありませんでしたが、異国での検問はドキドキしました。
途中スコータイで一泊して、地図を片手に遺跡を観光しました。地図を見ながらの移動はヨーロッパでの経験があるので、全く不安はなかったです。
1980年前のタイはすでに道路標識に英語が併記されていて、とても便利でした。
ベトナム戦争当時に、タイの道路がかなり整備されたと聞いていました。
ボロい古い車ですし、タイで初めての長距離ドライブで、神経がすり減りました。
スコータイのモーテルのようなホテルでは、ホテルのボーイに勧められてマッサージを体験しましたが、部屋に来たのは60代のおばあさんで、マッサージは上手でした。
一応全身のマッサージが終わったときに、おばあさんが、腰が楽になるからと、突然、私の睾丸付近のマッサージを始めました。
これにはびっくりしましたが、あとから、チャップカサイという、タイマッサージの秘技なんだと知りました。
性的なマッサージではないですし、なんといっても田舎のおばあさんですから、妙な気持ちは起きませんでしたが、いい体験でした。
今から思うと、あんなボロい整備不良車で、事故も故障もなく、無事にバンコクに戻ってこられたのは奇跡のような気がします。
タイ国内を自分の運転で行ったのは、北はチェンマイの北にあるチェンライ、メーサイ、チェンセンですし、南はホアヒンまで。西はカンチャナブリ、東はクロンヤイです。
ベトナム戦争は終わっていましたが、まだカンボジアでは内戦も続いていたころに、クロンヤイに行ったのは、いい経験でした。