ドラマ「ファーストペンギン!」を見ました。
ファーストペンギンとは、ベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、尊敬を込めて呼ぶ言葉なんだそうです。
この言葉は、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」でセリフとして登場して、話題になったんだそうです。
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ペンギンは常に集団で行動しますが、群れを統率するリーダーやボスはいません。
よくテレビなどで、氷上をペンギンたちが隊列を組んで移動する姿が映されますが、なぜあのような行動がとれるのかというと、最初に行動を起こした1羽に皆が従う習性があるからです。
餌をとるために海に入る時も同様です。
最初の1羽が飛び込むまで、群れはお互いに牽制し合うような仕草を見せ、決して各々勝手に飛び込もうとしません。
この最初の1羽は、非常に勇気ある行動をしたように見えます。海のなかにはペンギンの天敵であるシャチやトド、オットセイなどがいるかも知れません。
最初の1羽は身をもって海中の安全を群れに伝えているようにも見えるわけです。
しかしこの最初の1羽には、リスクばかりがあるわけではありません。
群れの仲間に先んずる分、より多くの餌にありつける可能性があります。
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世の中というか、人類の歴史にも、こうした先駆者というのはいたわけで、最初に草原に出た類人猿とか、大河や大海を渡った最初の人とか、初めてタコとかナマコを食べた人とかもすごいと思います。
最近、空飛ぶ自動車なんかも話題ですが、最初に空を飛んだとされているライト兄弟なんかもすごいなあと思います。まさに命がけでしたからね。
右に倣えで、同調圧力に屈して、テレビなどの言っていることを信じて同じ行動をする日本人が多い現在だからこそ、「ちょっと待ってくださいよ」と、異論を唱える人が必要だと思います。
テレビも政治家も嘘が多く、お金のためにやっている人たちや、外国とかおかしな宗教団体のために働いている人たちも多いような気がします。
今回のドラマの主人公は、山口県萩市で60人もの漁師たちを束ねて「萩大島船団丸」を設立し、朝採れした水産物を箱詰めし、消費地へ直送する鮮魚ボックス事業で「漁業6次産業化」を成功させた坪内知佳をモデルとしたドラマなんだそうです。
芸達者な出演者がテンポよく話を進めるので楽しめそうです。