2023年3月16日木曜日

滞在ビザの話 その3

 タイの場合、長期滞在する場合には、1年ビザを繰り返して延長していく方法と永住許可を取る方法とがあります。

長期滞在をするために就労ビザや配偶者ビザなどを繰り返し延長することは、条件さえ満たしていればさほどむつかしくはないですが、メチャ面倒です。

どんなビザでも嘘の申請をする人もいるので、どんどん必要な書類が増えるし、調査も厳しくなっていきます。

仕事をしていると給与以外に家賃や車や食事などに対する補助が会社から出ているとそういった分も含めての査定になり、慣れないと、びっくりしたりもします。

結婚をしても、偽装結婚が多いからか、配偶者ビザの申請には、お付き合いのいきさつから結婚式の写真とか、一緒に暮らしている場所の写真とか、二人が本当に暮らしているのかの家庭訪問があったりもするようです。

下着から衣類がそろっているかとか、洗面道具も二人分あるかなども調べられることがあるし、近所の人へのインタビューまであるそうです。

結婚するための書類をそろえるのも、個人でするには大変な労力と時間が必要ですし、タイ語と日本語との書類は、簡単にそろえられるわけでもないです。

ビザの申請や延長は慣れても、気を遣います。

専門の手助けをしてくれる業者もいますから、自分でできない人でもお金を使えば何とかなります。

私個人の経験でも、外務省に行ったり、出入国管理局に行ったり、労働省に行ったり、住んでいるところの役所に行ったり、若いころなら、何とかなりますが、歳をとった人には大変でしょう。

今は永住許可証をもらっているので、更新は5年に1回ですし、タイから出るときに再入国許可と永住許可のエンドースメントを取得する必要があります。

これをしないでタイから出国したり、1年以内に再入国しないと、永住許可は失効します。

普通の1年ビザでもリエントリービザ(再入国ビザ)をとれば、その1年ビザで決められた期限内であれば、再入国ができて、以前のビザをそのまま使うことができます。

日本では、難民問題とか移民問題とかもあるわけですが、難民申請中は難民ではなく、難民申請が許可されたときに難民と認められるので、そのあたりも、一部の人道支援組織は、いい加減な説明で誤魔化そうとしているようです。

借金取りから追われているとか、恋愛のもつれから命を狙われているとかでは、難民申請は通りませんよね。

最近は、同性愛は国では認められていないので殺されるから祖国には帰れないとかごねている人もいるようですが、自称○○をいちいち認めていたら法律なんかあってもないようなものでしょう。